2020年8月12日水曜日

 2020812日【幻の安心感】

大多数の人たちは、「これこれはこうなんだよ」って教えてもらうと「安心する」。

 

「これこれは、まだわからないんだよね」なんて言われると、「不安になる」。

 

だから、ある程度、誇張や嘘が入っていてもいいから、とりあえず、分かったようなことを言って欲しい、そして安心したい。

 

「安心」は、日常的には重要で必要なんだけど、この調子で科学を一般の人たちに伝えると誤解が生まれる。そして、その誤解が誤解だと明らかになった時、不安が一気に押し寄せてきて、怒りに変わる。

 

今の、サイエンスの成果を一般の人たちに伝える類の発信のほとんどが、「これこれはこうなんだよ」ってものがほとんど。そして、これらのほとんどが、誇張や嘘が入っていて、不正確で、一般の人たちをペテンにかけて、「幻の安心感」をもたらしている。

 

この世の中(自然界)は謎だらけで、そんなに簡単に、人間がその謎を解けるほど甘くはない。

 

まぁ、幻でも安心したい、という方々は結構いるので、それなら幻と思って、いつかはそれが幻だとわかる時がくる、という一時的な安心だと思って欲しい(そうすると、安心できないかとは思うけど、、、)。

2020年8月8日土曜日

 202088日【科学は万能じゃない】

「科学は万能じゃない」って科学者は当たり前のように知っているけど、一般の人たちは意外と「科学は万能」と思い込んでいる。

 

なので、メディアやサイエンスコミュニケーターなる人たちは、一般の人たちに科学をわかりやすく伝えることで「サイエンスってすごい」と思わせるのではなく、「自然界には科学ではわからない問題が山積みで、いまだに科学は万能じゃない」、ということを一般の人たちに伝えることが大事じゃないだろうか。

2020年7月25日土曜日

2020725日【太く脈々と流れる時間】

この4連休は、比較的自由度が豊富なので、がっつり学術の本(論文ではなく本)をしっかり読んでるのだけど、学術本の場合、自問しながら、かつ「うそ〜」とか「ホンマか」とか考えながら読んで、その度に他の本や原著をネットで調べながら読むので、めちゃくちゃ時間かかる。丸一日かかって1ページとかある、、、。

 

それでも、僕が学生だった40年くらい前は、ネット検索なんてないから、図書館に「住んで」その度に原著や本を物理的に探して複写して、時には複写依頼して取り寄せて、なんて時代だったから、その頃に比べると格段に便利にはなった。

 

とはいえ、あの頃の「太くて脈々と流れる時間」が懐かしくはある。

 

2020年7月21日火曜日

2020721日【研究者としてCOVID-19時代に考えたこと】

僕自身は、もう40年間弱、生命科学や医学の研究していて、病気については、ほとんど何も本質的なことは分かっていない、ということを分かっている。だから、研究を続けている。

でも、この新型コロナ事変で、世の中の一般の人達の認識は、こんなこととっくのむかしに解明されているはず、との前提で考え話される。この大きな乖離が、世間一般の方々のフラストレーション、訴え、批判、困惑、につながっているのだろうと僕は今考えている。

今更だけど、研究レベルで分かっていること分かっていないことを正確に市民の方々に伝え理解してもらうことの重要性を感じる。

これを担う役割として、数十年前に日本でもサイエンスコミュニケーターなる人種(職業)が生まれたのだけど、どうも、「研究を市民にわかりやすく伝える=赤ちゃん言葉で分からないことはできるだけスキップして分かったことをできるだけ誇張して伝える」という方程式で活動されるので、今のような状況になってしまった。そして、「研究を市民にわかりやすく伝える=ある程度の嘘には目をつむる」ってことで、研究成果が一般市民に発信されている。

ただ、そもそも人は、「XXXはまだ分からない」という情報よりは、「XXXが分かった」という情報を好むので、それも厄介。

そう考えると、「教育」が重要となるけど、一般市民の多くが論理的な考えを持てることは不可能、ということは明らか。

じゃ、どうする、ってことになる。

今の僕には答えはないのだけど、考えるべし材料。

2020年7月17日金曜日

2020717日【歴史を築くということ】

エビデンスや例をリストするとすごいことになるから割愛するけど、何事も「オーソドックスな方法」で地に足をしっかりつけて根気強く地道に前進するのがベスト。そして、そういう人たちと付き合うべし。

工夫(これを独創的と勘違いしている人たちは沢山いるけど、実は「工夫」と「独創的」は全く別物)したり、デコレーションするやりかたはエセものを作るだけ。そして、こういうエセもの同士は群がりやすい。また、こういうものの寿命は短い。

さらに、工夫やデコレーションばかりしていると、本来の究極的な真の目的や目標を見失って、工夫やデコレーションすることが目的や目標になってしまう。そうなると、その(負の)連鎖反応が起こり、後で振り返って見ると、結局その都度の(そして短命の)流行りを生み出したり流行りに乗っかったりはしたかもしれないけど、ちょっと風が吹くと消えて無くなるような足跡しか残してなかったことに後で気づく。

そして、日本国は、この工夫やデコレーションを「独創的」と勘違いして、そういうものやことを国を挙げて推し進めることに躍起になっている。

もっと、「歴史を築く」ことを推し進めるべし。

2020年6月17日水曜日

2020617日【Science
サイエンスはロジックなのですが、イマジネーション(直感といったほうが良いかもしれませんが)も重要。

古い考え方かもしれませんが、膨大な情報を吸収すれば、当然ロジックは養えるのですが、場合によっては、それがイマジネーション(直感)の邪魔になることもある。

イマジネーション(直感)は、ある意味、情報と情報のギャップを埋める作業なので、ギャップなく膨大な情報に常に自分を晒し続けると、高度なイマジネーション(直感)力を養うことができなくなると経験的に感じてます。

当然、妄想じゃサイエンスはダメで、プロのイマジネーション(直感)力を養うことが重要だと思います。そのためには、子供の頃から、情報と情報の間をロジカルなイマジネーション(直感)で埋めるというトレーニングが必要かと思います。

2020年6月7日日曜日

202067日【Sting – Russians 1985
The Policeの時代からStingの大ファンです。

ということで、
Sting – Russians


とは関係ないのですが、実は、僕は大学4年間ロシア語をとってました。週3日授業(1日はロシア語会話・リスニング、1日はロシア語読解、1日はロシア語文法、だったように記憶してます)。なので、4年生の頃は、ロシア語でも簡単な小説なら辞書無しで読めるし、ロシア語の英語も大体聞き取れるようにはなってました。

でも35年経った今は、全くダメ。

ということで、頭が馬鹿にならないようにと、改めてロシア語の勉強しようかと、思い始めてます。