2010年11月30日火曜日

2010年11月29日

日本の(NAISTだけかな?)大学はいまだに鎖国状態。

我々の大学院大学では、教員が学会などで海外出張をする時(した時)、“だれだれ先生が何時どこの国に何の目的で渡航した(する)”というリストが教授会で報告される。国内出張の場合はこのような報告はされない。海外出張の時だけである。

昭和ならともかく、平成でもまだ海外へ行くことをこのように特別扱いしている。いかにも海外へ仕事に行くのが名誉である(あるいは特別なこと)かのような“儀式”だ。たかだか、海外の学会に参加することがそんなに特別なことなのだろうか?時代錯誤もほどほどにしたほうがよいと思う。グローバル化がどうのこうのと言う前に、このような日常的なことから変えていくべきだと僕は思う。このように小さい身近なことから変えていくことが、口先だけではない真のグローバル化につながると僕は考える。

2010年11月29日月曜日

2010年11月28日

高野山にいって来ました。とても楽しめました。 思っていたより、観光地化していたところには少し残念でしたが。。。。。しかし、また行きたいと思いました。次回はひとりでいって、修行するのもよいかと思いました。

2010年11月26日金曜日

2010年11月25日

この週末に大学の時の同級生たち(男4人、女2人)と一泊二日で高野山に行って来ます。僕にとっては高野山ははじめてなので楽しみです。精進料理を食べて、朝起きれたら、ちゃんと朝のおつとめもしてこようと思います。

この大学の時の友達たちとは、ほぼ毎年会って遊んでます。アメリカにいた二十数年間も僕は日本に来て、これらの友達と会って遊んでました。日本に帰って来てもっと頻繁に会えるかなと思いましたが、中々お互い日程が会わず頻繁には会えません。しかし、最低でも毎年数回は会って遊びたいと思ってます。

2010年11月24日水曜日

2010年11月23日

大阪も紅葉がピークになってきた。大阪城公園も紅葉がとてもきれいだ。大阪は緑が少ないので、大阪城公園の木々はとても貴重。大阪市民としてここを毎朝走ることができるのはとても幸せだ。

2010年11月23日火曜日

2010年11月22日

今僕が注目してる日本のポップ・ロックミュージシャンはムックです。 「フォーリングダウン」いい曲ですね。最高です。CD買おうかな。

2010年11月22日月曜日

2010年11月21日

また、安藤忠雄の自伝から一節。

―――前略―――、私は「たとへ時代に見捨てられた技術であっても、その限界を突き詰めることで、新しい可能性を切り拓いてやろう」とした創造者としての挑戦精神こそが、あの類まれな建築造形の本質のように思えてならない。

僕はサイエンスでもこのような精神は大切だと思うし、僕もこのような姿勢でサイエンスに望みたいと思う。

2010年11月19日金曜日

2010年11月18日

先日書いた安藤忠雄の本の一節に以下の記載がある。

  だが合点がいかなかったのは、行政の言い分である。
「いまだかつて、建築のために護岸を切り崩した前例はない。前例がないということは、やってはいけないということだ」----中略—---ルールは守らなねばならないが、彼らの主張は都市をつくるための論理というより、単に責任を回避したいがための詭弁のように聞こえた。
  問題となることを恐れて、闇雲に規制するばかりの減点法のシステムでは、なにも変わらない。これは徹底して反論し、許可が下りるまでは引き下がらないという断固とした姿勢で臨んだ。

これを読んだ時、僕はもうひとりの同志を得た気がして、とても嬉しくなった。

2010年11月18日木曜日

2010年11月17日

ある日本人のノーベル賞受賞の方が「学ぶ」ということは「真似る」ということだと言われたそうだ。僕自身はそのStatementにかなり抵抗を感じる。もちろん英語や外国語を「学ぶ」ということは「真似る」ことだ。しかし、外国語は「学ぶ」というよりは「習得する」ことで、「学問」ではなく「習いごと」だ。

「学問」は「真似る」ことではなく「学ぶ」ことである。しかし、日本人は太古の昔から現代まで「学問=習い事」という方式を叩きこまれてきたし、多くの学校では「習い事」を「学問」と偽って教えている。このような環境下では、受験勉強(=習いごとの出来栄えを競うコンテスト)が主流になり、同じような考え方をする人間ばかりになり、画一的な考えに基づいた社会が出来上がり、"out-of-box" 的な考え方のできる人材が育たない(しかもそのような人間は排除される)のではないだろうか?

僕の学問に対する姿勢は子供の時から常に(今でも)"師を否定する" ところから始まる。僕は、勉強するとき、研究するときには、先ず教科書、論文に書いてあること、師のいうこと、教師のいうこと、全てを否定することから始める。

僕の姿勢は間違っているかも知れないが、一応それなりに研究者として25年以上生計をたててきた身なのでまったく間違った姿勢ともいえないような気がする。 

皆さんどう思われますか?

2010年11月17日水曜日

2010年11月16日

何時も僕はひと言多い。何事も言い過ぎる傾向がある。言い過ぎたあとで後悔する。この欠点のせいで今まで何回も墓穴を掘ってしまったことがある。どうしょうもない欠点。なんとか、最後のひと言をグットのみこんで抑える術を身につけないといけない。

2010年11月15日月曜日

2010年11月14日

日本と中国の“兄弟ゲンカ”に、日本という“子供”がアメリカ合衆国という“お父さん”に泣きついて調停にはいってもらった。「中国ももう少し大人になれよ」という“お父さん”のことばに日本という“子供”が「お父さん、ありがとう」と言った。ただそれだけ。

2010年11月12日金曜日

2010年11月10日

NAISTの食堂には大きなスクリーンのテレビがあり、一日中NHKがオンエアーになっている。
僕は去年アメリカから日本に来た時「大学のカフェテリアにテレビ?」とビックリし、愕然とした。その辺の大衆食堂や居酒屋ならテレビはまったく違和感無いが、「研究中心の大学院大学のカフェテリアにテレビは無いでしょ」と思った。

もうひとつビックリしたのは、大学の売店で学生やスタッフが品のない漫画や雑誌を読んでいる。しかも、大勢たむろして読んでいる。これは、アメリカから来た僕にとっては異様な光景に映った。

おそらく、僕がアメリカから来たから違和感があるだけなのかも知れないが、大学院大学のカフェテリアのテレビや売店で漫画や雑誌をたむろして読む学生やスタッフの姿は、NAISTの品位を落としているように思える。

少なくとも、教員、学生、スタッフの皆が食事をしながら知的(研究、社会、芸術、政治、ビジネス、など)話題の話しに講じる風景があちこちにみえる環境が出来てくれればと僕は願う。

2010年11月11日

小学校4年間(今の小学1年~4年に相当)
中学校4年間(今の小学5年、6年、中学1年、2年に相当)
高校 4年間(今の中学3年、高校1年~3年に相当)
大学3年間(今の大学1年~3年に相当)
大学院2年間(修士コース)(今の大学4年、大学院1年に相当)
または
大学院5年間(修士・博士コース)(今の大学4年、大学院14年に相当)

以上が僕の提案する日本での新しい学校制度。
このシステムでは大学3年間で卒業研究はなし(もちろん、してもいい)。

こうすればもっと学部から大学院に進学するときに他大学に移りやすくなると思う。世界中でこんなに多くの学部生が同じ大学の大学院に進学する国は、日本ぐらい。北米、ヨーロッパ等、ほとんどの国で学部生が大学院に進学するときは違う大学に移る。

日本で多くの学生が大学院進学の時大学を移動しないのは、今の大学4年生の時の卒業研究が弊害になっていると思う。

如何でしょう?

2010年11月10日水曜日

2010年11月9日

ある方からNY Style ベーグルを沢山頂きました。最高に美味しいです。土曜日に頂いて、それ以来、毎朝トーストして食べてます。僕の一番好きなのは、Multi-grain(全粒)またはWhole Wheatベーグルをトーストして、それにNon-fat(無脂肪)のクリームチーズをぬって、その上にSmoked Salmonをのせる食べ方です(英語でLoxというものです)。

しばらくベーグル三昧させて頂きます。ありがとうございました。

2010年11月9日火曜日

2010年11月8日

安藤忠雄の自伝「建築家 安藤忠雄 (新潮社)」を買って読んだ。
そのなかにこう書いてある。

「われわれは、一人の指揮官と、その命に従う兵隊からなる「軍隊」ではない。共通の理想をかかげ、信念と責務を持った個人が、我が身を賭して生きる「ゲリラ」の集まりである。………ボスとスタッフ、一対一のシンプルな関係」

これは僕のラボ運営ポリシーと一致する。僕“たち”のラボは「ゲリラ」集団だ。

「共通の理想をかかげ、信念と責務を持った個人」がこの世の中には少ないと言われている。しかし、僕は思う。僕自身が理想をかかげ、信念と責務をもって行動すれば、同志が集まってくれると。

2010年11月8日月曜日

2010年11月7日

最近、日本の外交力の弱さが頻繁に叫ばれている。この原因は沢山あるが、いくつかここに挙げてみる。

·    ・ 日本の持ち札の弱さ。
Poker に例えるなら、今の日本の持ち札はあまりにも弱いし、切り札のないことが他国に見え見え。これではゲームに勝てない。最近では、日本は世界のPokerゲームの仲間にさえ入れてもらえない。「日本=Invisible country」になりつつある。

·    ・ 交渉力の無さ。
日本は基本的に交渉という行為によって物事が進む社会ではない。したがって、交渉能力が必要でない社会で育った日本人には当然のことながら交渉力は無い。極端にいうと、「交渉=悪」といった雰囲気が日本にはある。

·    ・ 国際感覚の無さ。
今でも日本はほぼ単一民族国家。鎖国が終わって200年近く経つが、色々な面で現在でも鎖国状態。そんな国に国際感覚を持つ人間は少ない。多くの日本人は頑固で、「鎖国=美」「国際化=悪」といった感覚を今だに持っている。

·    ・ 語学力の弱さ。
スイスのある研究機関の調査によると、企業の外国語力ランキングで日本は世界57カ国中55位らしい。

僕はこんな日本をなんとかしないと、と真剣に考えている。

2010年11月5日金曜日

2010年11月4日

大切なのは“大胆さ”。
大胆さなしには、改革出来ない。新しいこと出来ない。何も進まない。
なにかをするとき、ビジョンをもって、先ず大きな方向性をしっかり決める。その上で一番手っ取り早く、一番近道な戦略で目的に向かって突き進む。ビジョンと大きな方向性を絶対見失ってはならない。だから“大胆さ”には“汚さ”“粗さ”が常に付きまとう。

これが出来ない人たちがいる。分ってても出来ない。教えても出来ない。どうも“汚さ”“粗さ”が気になって仕方ないらしい。だから、本来のゴールを見失って、“汚さ”“粗さ”を排除し、“綺麗に抜け目なくすること”が目標になってしまう。これでは、何も変わらないし、何も進まない。

人生この“大胆さ”が鍵となる時が多々ある。会社でも大学でもある。そんな時、“大胆さ”をもって、うまいタイミングで行動にでないと何も出来ない。

“大胆さ”。大きな人間には絶対必要な素養だと思う。

2010年11月2日火曜日

2010年11月1日

色々なことを変えようとすると、よくある反対意見に「このやりかたで今までうまくいっているのに、なんで変えようとするのか?」という意見が常に出る。僕的にすると、まだうまくいっているうちに次の新たな戦略を練り、それに向けて少しづつ動いて行かないと手遅れになると考えている。うまく行かなくなってからでは遅いのだ。組織の経営者なら、これくらいのこと当たり前だ。ビジネススクールで教えられる、基礎中の基礎。だから、面倒くさくても、まだうまくいっているうちに、次の次ぐらいを見越して戦略を練って、行動に移らないといけないと思う。組織の運営、研究プロジェクト、なんでもそうだ。

大学の先生だって、仕事なので、研究室の運営、プロジェクトの運営、といった経営・運営能力を磨かないと駄目だと思う。趣味で研究をやってちゃ国民の税金から研究費をもらってはいけないと思う。研究はもともとは趣味から始まってもいいけど、お金を貰うようになったら、それは趣味から「好きでやる仕事」に進化しないといけないと思う。そのためには、経営・運営能力を身につけてないといけないと思う。

2010年11月1日月曜日

2010年10月31日

最近だんだん、コンスタントに運動をするのが億劫になってきた。気温も涼しくなって、外で運動するにはパーフェクトな気候になったけど、運動に関してのモーチベーションがまったくない。運動しないと、体型が崩れるというだけのモーチベーションではどうも長続きしないように思う。

なんとか、コツコツと毎日運動し続けられる方法を考えないと、精神衛生上もよくないと思う。なにかいい方法はないだろうか。。。。まあ、いい方法がないから、この世の中ダイエット商法が流行っているのだと思うけど。でも、僕は何事も普通の人でありたくないので、なんとかしないといけない。