2009年12月18日金曜日

2009年12月17日

僕はダイナミックな組織・人が好きだ。ダイナミック」さは、大失敗と大成功の繰り返しなしにはありえない。と言うか、大失敗、大成功の繰り返しその物が「ダイナミック」の定義だ。数学、物理、統計学をしっかり勉強された方には分ると思う。

多くの人はいう。「今までうまくいっているものをあえてなぜ壊すのか?」「特にメリットがなくデメリットのほうが多い」「日本では無理」など安定思考型の意見。しかし、「ダイナミック」であるためには、一定の期間でものを壊して、新たなものを創っていく必要がある。物事を積み上げていくにも、どれだけ積み上げられるかは最初の基盤(基礎)の大きさで決まる。もうこれ以上積み上げられないものにもっと積み上げようとすると壊れる。だから、時にはうまくいっていると思われるものをいやでも壊す必要がある。そして、新たな基盤を創って積み上げていくしかない。それで、大失敗するかも知れない。でも、逆にデメリットとやる前は頭で考えていたことが、やってみると思いもしなかったメリットをもたらすこともある。これらが、「ダイナミック」なもの(こと)の面白さ。アメリカ合衆国大統領も三選禁止。平家物語もそう。「安定=衰退」です。

この様なことをいうと、理想論だ、精神論だ、現実を見ていない、日本でダイナミックさなんて無理、など様々な意見があることは耳にたこができるほど聞いた。そうかも知れない。しかし、理想論、精神論が働かなくなったもの(こと)はろくな道を辿らない。世界の歴史を見れば明らか。

日本では「ダイナミック」なもの(こと)など無理なのかも知れない。たぶん、多くの人たちがそう思っているのだろう。だから、日本が国としても「ダイナミック」ではないのかも知れない。僕は、それでもあえて「ダイナミック」さを追求するべきだと思う。そして、「ダイナミック」な組織、団体、個人が長い年月を経て少しずつ増えていく事が、日本の国全体としての「ダイナミック」さに繋がるのではないかと思う。