2013年5月19日日曜日

2013年5月19日

現在の日本には理系の博士後期課程へ進む学生が、毎年約1.5万人いるらしい。その内、理学部系が20%を少し下回るということだから、3000人弱ということだ。日本には、国公立大学院だけで、博士後期課程の理学部系のプログラムが1000以上あるらしいから、毎年の進学者数に比べて多すぎ。

これから、日本の人口が増える訳ではないから、選ぶ道はふたつ。ひとつは、現存する国公立大学院を3分の1くらいに減らす(あるいは、統合する)。もうひとつは、海外から大学院生を大量につれてくる。

個人的には、後者の選択は長続きしない。何故かというと、もうすでに、海外(例えばアジア諸国)には日本の大学院と同等、あるいはベターな大学院プログラムが多くある。また、アメリカの大学院だって、優秀な大学院生を海外から積極的にリクルートしているから、優秀な大学院生は、日本には来ない(アメリカの大学院に行く)。


したがって、今の大学院の数を「減らす(あるいは統合)しかないでしょ!!」