2011年4月23日土曜日

2011年4月22日

前にも書きましたが、僕は日本、また日本人をとても愛してます。だから、アメリカのトップ大学医学部教授のポジションを捨ててまで日本に帰って来ました。しかし、僕の活躍の場は世界であって、「日本は世界の中のひとつの小さな国のひとつにしか過ぎない」と思っているし、その前提で僕は行動してます。

僕は、何の縁だか、この小さな国で生まれたし、僕は自分の生まれた国を愛してます。でも、僕は日本という狭い国・社会・「箱」を基準には物事を考えないし、考えられません。僕は、これからの若い人たちにはこの感覚を養って貰いたいと思います。

これから10年、20年後には世界の価値観はかなり変わります。そのときに、「日本は世界の中のひとつの小さな国のひとつにしか過ぎない」という感覚を身をもってわかってないと、あなたの活躍の場はないと思います。日本国内でも無いと思います。今の壮年・老年の世代の人たちの多くはこの感覚を持ち合わせてません(もちろん例外的に持っておられる方々もおられます。僕自身、何人か知ってます。)。口では、国際化、グローバリゼーション、とか吹聴している方々がおられますが、口だけです。身をもってわかる感覚は備えておられません。僕は、今、そのような人達にどのように語りかけるべきかを思案中です。