2011年1月7日金曜日

2011年1月6日

小澤征爾が腰痛で手術をするらしい。せっかくガンから復帰したばかりなのに。やはり、あのヤンチャな小澤さんも歳には勝てないのかな。これで予定されていた復帰第一弾の日本公演もキャンセルなんだろう。とても残念。

それにひかえ、ノーベル化学賞をとった根岸さんはとても80才にはみえない元気さ。すごく精力的に活動されている。立派だと思う。

研究やその他のプロの仕事を世界の一戦で長く続けるには、強靭な体力と精神力が必要だと、僕は思う。前にもここに書いたけど、日本の研究の世界ではバイタリティ-のある研究者を「体育系」といってかなり偏見の目でみる傾向がある(前にも書いたけど、このような偏見は世界中で日本だけ)。でも、僕のアメリカまた日本に帰って来てからの経験からすると、若い頃しっかり運動をして野外で育った若い子たちのほうが精神力が強いし、研究でも企業でも成功している例が多いような気がする。

プロの仕事をトップレベルで長く続けるには、もちろん優秀な頭脳も必要だけど、それと同じくらい、またはそれ以上に、強靭な精神力、ずば抜けた体力、Disciplineが必要になる。

ずば抜けた頭脳をもった人は世界中くさるほど沢山いる。だから、その中で誰が抜きん出るかというと、プラスαの部分で、それが強靭な精神力、ずば抜けた体力、Disciplineなんだと、僕は思う。

また、研究という分野だと、実は頭脳明晰な人より、それよりちょっと頭脳が不透明なくらい頭の働きが遅い人のほうがいい研究・大発見をする傾向にある。だから、学校とかの成績がトップの学生より、中の上くらいの学生のほうが研究者としては将来成功する傾向にある。