2010年3月2日火曜日

2010年3月1日

New York に着いて、今日はコーネル大学でミーティング。コーネル大学はIvy League の一つ。 他のIvy League 大学は、Harvard, Dartmouth, U. Penn, Brown, Columbia。コーネル大学は色々な分野でアメリカトップの大学だが、変わりどころだと、ホテル学科が有名である。これは、学部の学科で、サービス・ ホスピタィティ-産業の経営・運営を学ぶというコースである。というわけで、このホテル学科に付属して、コーネル大学のキャンパスにはStatler Hotel というのがある。ラグジュリアスなホテルであるが、運営のほとんどはホテル学科に所属する学部生でおこなわれている。にも関わらず、運営、客接等は一流ホ テル並み。ホテル学科を専攻する大学学部生は一年生の時から、毎週このStatler Hotel で最低16時間は運営に直接だずさわることが要求されていて、単位になるらしい。しかも、運営に携わった時間はバイト代としてお金も貰えるらしい。大学の 単位も取れ、勉強にもあり、しかもお金が貰えるなんて、最高である。素晴らしいシステムである。 日本は大学院生(特に博士まで行く学生たち)にもなって、自分でお金を払って、しかも生活費を借金して、博士をとるなんてモーチベーションが下 がって当たり前である。最低でも、博士を目指している学生さんには、RAとかTAの制度で授業料また最低限の生活費は保障するべき。アメリカの理系、医学 系のPh.D.コースは殆どがそう。一年目(大学院によっては二年目も)は大学から授業料、生活費 (一年間で200万円~250万円くらいが現時点の相場だと思う)が支払われ、以降は所属ラボの研究費から支払われる。大学院生も所属ラボの研究に携わ り、ラボの研究発展に貢献しているわけだから、お金を貰って当然である。はやいとこ、日本の大学院も変わって欲しいものである。
追伸
昨日書いたNew York の過去の大雪は1993年ではなく1995年か1996年だったと思う。