2010年1月6日水曜日

2010年1月5日

NAIST のいたる場所に「赤い羽根募金」箱が12月に置かれた。結局、募金総額は一万円弱だったそうである。この結果、僕には信じられなかった。NAISTの教職 員一人500円、学生一人100円募金しても軽く10万円は超えるはず。信じられない。僕自身は、募金実施期間中、毎日売店での買い物のおつりをすべて募 金箱にいれていた。 この世の中には色んな状況に置かれた人たちが沢山住んでいる。恵まれた人(金銭的、身体的、家庭環境的)はそうでない人たちに手をさしのべるの は当たり前だと僕は思っている。僕は、「恵み」というものは何かの犠牲の上にあるものだと思う。それが、自分本人の何かの犠牲だったり、他人の犠牲だった りする。今、恵まれている人たちだって、ちょっと間違えば、恵まれていない状況になっていたかも知れない。恵まれている人たちは「たまたま」恵まれている だけだと、僕は思う。自分が努力したり、才能があるから恵まれていると思っている人たちがいるが、勘違いしていると、僕は思う。いくら努力しても、いくら 才能があっても、恵まれない状況に陥った人たちはこの世の中に数えきれないほど沢山いる。逆に、努力しなくても、才能が無くても、たまたま運よく恵まれた 状況にある人たちも多くいる。
きちんと給料をもらっている人が一年に一回500円寄付することがそんなに大変なことだろうか?学生で給料もらってなくても一年に一回100円寄付することがそんなに苦痛だろうか?
信じられない世の中になったもんだと僕はとても悲しい気持ちになる。