2020
年3
月2
日【JST ERATO
佐藤プロジェクト】
2013年10月から始まった、ERATO佐藤ライブ予測制御プロジェクトも今月で終了。ERATOプロジェクトは1回こっきりで更新はない大型グラントなので、今月で本当に終わる。ただ、昨年2月から中谷財団から5年間の長期大型助成に採択頂いたので、その他の研究費や企業との共同研究費で、ERATO期間中に出てきた基礎研究の数多くの種は、これからもさらに発展させるきっかけはつかめた。といっても、これからは「人」を対象とした大規模研究・解析などが主研究になるので、大掛かりな研究フレームワークを構築しマネージすることが必要なので、さらに研究費が必須。
日本の場合、公的な大型研究費を取ると、なかなか研究に集中できなくなるというジレンマも存在するので(ERATOの場合は、例外的にそれがなかったので良かった)、できれば公的でないルートでの大型研究費を獲得する必要がある。
ということで、これからも今まで通り研究を継続するには色々大変そう。
といっても、ブレークスルーにつながる研究を継続し、成果を出すことが目的であって、研究費を獲得することはその手段である、ということからはブレないようにすることは非常に重要。これがブレると、研究費を取るための研究、みたいなことになってしまって、本末転倒。
ということで、久しぶりのパンダ録でした。