2012年10月29日月曜日

2012年10月29日

最近ちょっと日々の生活が不規則になりつつあり、あまり良くない傾向。なんとかしないといけない…。

2012年10月28日日曜日

2012年10月28日

今日は雨。この雨があがると月曜日からグッと気温が下がってくるらしい。僕は涼しい、寒いほうが好きなので(若い頃は暑い方が好きだったけど…)、とても嬉しい。

2012年10月27日土曜日

2012年10月27日

ある方から「西国浄土」と日本人の「欧米コンプレクス」について教えてもらった。なるほど…ひとつの解釈のしかたではある。

2012年10月23日火曜日

2012年10月23日

以下、2012年3月5日に朝日新聞Webronzaに掲載された僕の論説です。掲載から、すでに6ヶ月以上たっているので、朝日新聞からの許可をえてここに表無しでコピーします。


日本の大学は海外から寄付を集めるべし

    東京大学の数物連携宇宙研究機構が米国のカブリ財団から57000万円の寄付を受けた。このニュースは、日本の国立大学が海外の財団から寄付を受けるのは初めてということもあり、国内のさまざまなメディアで報道された。
    東京大学を含め日本の多くの大学では、国からの運営交付金や受託研究費が収入の半分以上を占める。このような国依存型の財政状況により、各大学は独自の特色を出し難くなっている。一方、大学の法人化以降、国からの運営交付金は年々減り続けている。このような閉塞状況を打破するためのひとつの対処策が、大学基金の充実である。
    世界の大学では、寄付金などで大学基金を設立し、その基金総額が大学の競争力に直接反映されるようになっている。残念ながら日本の大学基金は、欧米の主要大学と比較すると、雲泥の差がある(表1)。日本のトップの東京大学や慶応義塾大学の基金(300400億円)は、世界1位の米国ハーバード大学の約2.1兆円と比較して50分の1以下である。また、他の米英の主要大学と比較しても、725分の1以下である。
  この歴然とした違いは、学生ひとりあたりに換算しても同様だ(表2)。ハーバード大学の約1億円に対して、東京大学ではたったの140万円である。大学教員ひとりあたりに換算すると、その違いはさらに広がる(表3)。ハーバード大学の10億円に対して、東京大学では1千万円にも満たない。
    大学基金はおもに財団、個人からの寄付によってまかなわれる。米国ハーバード大学の場合、2011年だけで新たに約616億円、米国スタンフォード大学は約545億円の寄付金を集めた。一方、同年、東京大学は73億円、京都大学は49億円、慶応義塾大学は50億円、早稲田大学は21億円にとどまっている。
     米国では、大学基金の運用による利回りは現在10%15%といわれている。米国ハーバード大学の場合、基金の運用だけで毎年2,1003,150億円の利子収入があることになる。これだけでも、現在の東大基金(あるいは慶応義塾大学基金)総額の5倍以上ある。
    このような大学基金は様々な用途に使われる。筆者が米国で教授をやっていた時の例を説明してみよう。筆者は米国コーネル大学医科大学でJoseph C. Hinsey Professor という称号を与えられていた。この称号をもつことにより、Joseph C. Hinsey という方が、約1億円をコーネル大学医学部へ寄付しつくられた基金(英語でEndowmentという)から生じる利子を、筆者の研究室で研究費として自由に使うことができるようになる。つまり、毎年、約10001500万円が研究に使えることになる。
したがって、500億円の基金があれば、この規模の研究サポートを500人に対し、その生涯にわたって提供できることになる。あるいは500億円の年利回り50億円程度をつかって、若くて優秀な研究者を50人ほど新任教員として雇い、それぞれに約1億円を研究室立ち上げのための研究費として提供することもできる。
    大学基金は、その大学の運営、発展、競争力の強化において中心的な役割を担うものだ。日本の大学が世界を舞台に競争力を高めていくには、大学基金を充実させることが必須である。
     財団や個人が大学へ寄付をする主な理由として、1)個人がその大学の出身で、その大学の発展を切に願っている、2)財団・個人が、その大学の理念・イニシアチブなどに賛同する、3)寄付金をもとに大学が社会的に大きな成果・貢献をあげることができることが期待でき、それにより寄付した財団・個人の名声があがる、などがある。したがって、大学がこれらの状況をつくりだすことが、寄付金集め成功の必要条件となる。
しかし、現在の日本国内の経済状況や、2050年までには2.5人に1人が65才以上という超高齢社会に突入することなどを考慮すると、日本で寄付を集めるより、海外に狙いを定めて戦略を練ったほうが得策であると筆者は考える。そのことを前提に、以下の提言をしたい。
     先ず、優秀な学生や若い教員・研究者が多くいる海外の新興国(例えば、シンガポール、マレーシア、インドなど)で、日本の大学が分校を開校する。そこで、優秀な学生、また若くて優秀な教員・研究者を集め、将来その国のリーダーとして活躍する人材を育てる。また、その分校と日本のキャンパス間での横断的な事業、プロジェクト、などを始める。これらは、世界からの注目度、また世界各国の財団・個人からみての投資価値は明らかに高く、寄付金を集めやすい。また、20年~50年後には、その分校を卒業した優秀な学生たちは、社会的にもそれなりの地位を確立し、母校へ寄付を通じて恩返しすると期待される。その頃には、それらの新興国は経済的に世界をリードするようになっている可能性が高いので、大きな寄付が期待できる。海外の分校も、日本国内の本校も、経営的にはひとつの傘下にあるので、これらの海外で集めた寄付を日本国内の本校へも運用できる。
実際、米国のいくつかの主要大学は海外分校を数年前から積極的に展開している。日本の大学も素早く海外市場を開拓しないと、手遅れとなってしまうと筆者は考える。このような海外分校の設置にともない、国内の本校と海外分校との円滑な連携が必須である、という理由で大学の秋入学を唱えるほうが自然ではないだろうか。

2012年10月22日月曜日

2012年10月22日

10月半ばを過ぎたのに、大阪はまだまだ暖かい。

2012年10月21日日曜日

2012年10月21日

大阪に帰ってきた。成田から伊丹行の飛行機が遅れて、少し帰ってくるのが遅くなった。

今回、ニューヨークから成田行きの機内で学園ものの邦画をみて思った。「大人の社会も大差ないな」と。

つまり、日本では、小中高の学校の社会も、成人して社会人になってからの社会も対して成長がないということなのかなと思った次第。大人の見本が少ない社会では、子供も大人へ成長できなくて仕方がない。

ホンマに、この映画の中の高校生たちの日常、社会人たちの縮図をみているようだった。気分悪くなりました。

僕たち大人がもっとしっかりしないといけないと強く思いました。

2012年10月19日金曜日

2012年10月19日

ニューヨークで思ったことのひとつ。山中さんのiPSの研究に国が「オールジャパン」体制で支援するとのことについて。

も ちろん、日本発の科学技術や発見・発明を国としてサポートするという概念自体には、ぼくは「心情的には」賛成する。しかし、将来的に日本の経済活性化に結 びつかないことには、国民の賛同を得ることは難しいし、国として成り立たなくなる。(とくに、日本の国民はあまりしっかりと自分の頭で考えて判断しない で、「お上のおっしゃることだから、云々」となってしまう傾向にあるので…。)

そ の辺をふまえて、「ノーベル賞をとった研究なのだから、云々」ではなくて、将来的にiPSを利用した再生医療が日本また世界中でどれくらいのマーケットな のかを、10年年後、20年後にわたって、しっかりとした定量的な試算をし、それ以外の対抗馬との競争力を比較した上で、どの程度の投資をiPS研究に国 とすべきなのかを考えて欲しい。でないと、日本経済、日本の科学技術の発展が将来的に行き詰まってしまう。

このようなことは、企業では常に行われていることで、そうしないと会社がつぶれてしまう。日本という「会社」がつぶれてしまわないためにも、この辺の試算を国民にわかるように示した上で、しっかりその投資の合理性・正当性を説明してもらいたい。

ちなみに、今回ニューヨークで再生関係の研究者の同僚たちと話してるけど、みんなiPSの「次の次の」世代になりそうな研究の話しがたくさん聞けた。iPSじゃ、もう古すぎて研究費獲得しにくくなってるそうです。

2012年10月18日木曜日

2012年10月18日

ニューヨークいいですね!世界の中でも特別な街です。いつの日か、仕事全くなしで来たいです…。

2012年10月17日水曜日

2012年10月17日

今、成田からニューヨーク行きの飛行機の中で、突然思い出した。
自 分が生まれてから小学校にあがるまで、おふくろは、自分に本をほぼ毎日読んでくれた。自分は、その時間が毎日とても待ち遠しかった。おふくろは、いろんな 本をたくさん読んでくれた。本を読んでもらいながら、その物語の中に自分が引きこまれていって、想像や夢を膨らましていったことを、何故かとてもよく覚え ている。

2012年10月15日月曜日

2012年10月15日

明後日からニューヨークに出張で、その前にやらなきゃいけないことが山ほどある。

2012年10月14日日曜日

2012年10月14日

今の日本のひとつの大きな問題。
若い人たちが、「必死に頑張れば、将来その努力に見合うリワードが必ずある」と確信出来ないことにあると思う。これなしに、若い人たちに「夢をもってがんばれ!」とは言えない。若い人たち無しに日本に将来はない。このジレンマなんとかしないと…。

2012年10月13日土曜日

2012年10月13日

ス タバでよく英語のレッスンを受けている若者たちをみかける。ネイティブスピーカーとの個人レッスンだ。あんなんで、英語をあやつれるようにはならないのだ が、けっこう流行ってるみたいだ。いい商売だ。完璧にボッタクリだ。しかし、あんなんで、英語が使えるようになると思ってお金を払うひとたちもどうかして るけど…。顧客のほとんどが、20〜30代の若者、とくに男子が多い。この偏りはなぜだろう?

2012年10月11日木曜日

2012年10月11日

今日、関東在住の知り合いの大学学部生さんから、僕宛に「山中先生の受賞後のインタビューを見たり聞いたりしていると、よく先生のことを思い出します。」というメッセージを頂いた。なぜか、嬉しかった。ありがとう。

2012年10月10日水曜日

2012年10月10日

ノーベル賞受賞が新聞の一面トップで出る国、日本。受賞から2日経っても、まだメデイアが騒いでる国、日本。やはり、日本はちっぽけな村なんだなと再認識。

2012年10月8日月曜日

2012年10月8日

それにしても、スマホを常にいじくってる人たち多いいですね。あれ、頭がアホになるでしょう。情報を「受けて」それにたいして「反応する」という受動的行為です。能動的行為をおこなわなくなった脳は衰退するだけでしょう。

いい年した大人が電車の中でスマホのゲームに熱中してるのをみると、世も末だと思わざる終えません。まあ、職場でストレスが溜まって、それを発散するために、頭を使わないでよいスマホ、ゲームをしたくなる気持ちはわからなくはありませんが…。

2012年10月7日日曜日

2012年10月7日

広島から大阪に帰ってきた。残り短い連休は仕事(研究)三昧の予定。

2012年10月5日金曜日

2012年10月5日

Thank you all for your best wishes for my birthday! I really appreciate your friendship and love! Only friendship and love last forever and that's all it matters, everything else is trivial.

50歳になり、いろいろ考えることができました。25年あまりの米国生活の後、僕が3年半前に日本に帰ってきた目的は以下の五つです。

1. これから世界レベルでリーダーとなれる日本の若者を育てる。
2. 日本の社会 (特に教育と知的環境と福祉) をよくする。
3. 日本で新たな研究プロジェクトを開始し、日本発の研究で世界をアッといわせる。
4. 日本の親友・同志を大切にする。
5. 親孝行する。

これらの目的を再確認することができました。これからは、もっと割り切って、自分勝手に、まわりに惑わされず、以上の目的を自分なりのやり方で成し遂げようと再決心することができました。これらが出来ないと諦めた時は去るしかないな、と強く覚悟しました。

これからも、宜しくお願いいたします。

追伸
これで、ちょうど日本に25年、米国に25年住んだことになりました。

2012年10月2日火曜日

2012年10月2日

東京、山形、東京と出張から大阪に帰ってきました。出張中、全く運動できなかったのですが、明日から、またルーチンに戻ります。

2012年10月1日月曜日

2012年10月1日

週末から、東京、山形、そして、また東京と出張。台風きたけど、新幹線も飛行機もすべて予定通り。よかった。火曜日の夕方には、大阪にかえる。