2017年6月29日木曜日

2017629日【研究室の立ち上げ】
研究室の立ち上げに必要なスタートアップ、みたいなことで賑わっているみたいだけど、もちろん、何にもないスペース(そして、隣にもラボがないような環境)に「独立(孤立)した」研究室を立ち上げるにはかなりの費用が必要。でも、すでにある研究室の中に小さなグループを形成する場合、あるいは、周りにいくつかの既存のラボや研究グループが存在する場合は、わざわざ自分たちだけの機器を購入するのは、無駄。そういう機器類は、最初はできるだけシェアするのが効率的。少人数の研究グループが、自分のグループだけの新品の機器を購入するのは、非常に無駄だし、機器を維持するのはかなりの労力と費用がかかる。


もし、ある程度のスタートアップがもらえるなら、機器類を揃えるのに使うより、研究員やテクニシャンを雇う人件費に使う方がよっぽど研究は進む。独創的は研究は、新品の機器類からは出てこない。人から出てくる。

2017年6月26日月曜日

2017626日【無知は時として暴力なり】

無知であることは、時として「暴力」となる。色々なレベルで、これは起こっているし、起こりうる。無知を回避する唯一の手段が、教育。そして、教育は、教え、学ぶ、ことではなく、学ぶ力を養う(養わせる)こと。

2017年6月25日日曜日

2017625日【失敗活用の法則】
大人になってからの失敗は大事に至ることが多いけど、子供の頃の失敗はほとんどがbenign。子供の時に、どれだけ沢山の失敗をして、それぞれの失敗から何をどのように学んで、それをその後にどう活かしているか、が大人になってからどれだけ失敗を最小限に食い止めることができるかに繋がる。

研究も同じで、研究を始めた初期のことに、どれだけ多くの失敗をし、それぞれの失敗から何をどのように学んで、その後の研究にどう活かしているかが、研究者のキャリアとして重要。

1.     失敗を沢山すること。
2.     一つの失敗から、「より多くのことを」学ぶこと。一つの失敗から、一つしか学べないのは、ダメダメ。一つの失敗から100あるいはそれ以上学ぶべし。
3.     失敗から学んだことを、その後に活かすこと。同じカテゴリーの失敗にだけ活かすのではなく、似たようなもの、あるいは一見全く別の状況でも、以前の失敗を生かせる場は多くある。そういった場合にも以前の失敗から学んだことを活かすべし。


つまり、1-2-3が、1:1:1ではなく、1:100:10,000、あるいはそれ以上の比率にもっていけるか否かが、非常に重要。