2011年4月30日土曜日

2011年4月29日

先日、筑波大の時の友達たちと大阪で飲む機会があった。皆、大企業で活躍している。そこででた話題のひとつに英語のことがあった。彼らに(つまりオッサンだけで飲んだということだが。。。)よると、いわゆる大企業では、学部新卒で入社してくる最近の若者たちのほとんどがTOEIC 900点くらいはとっているそうである。それくらいとってないと大企業ではエントリーシートを出しても相手にされないそうだ。

彼ら自身は、25年以上前に入社しているので、そこまで英語力がない。したがって、社内研修で毎年、合宿形式で24時間英語漬けで勉強させられるそうである。それで、英語力がTOEIC 900点くらいに、ある一定年限内にならないと、「窓際族」確定だそうだ。

僕も、いろいろな日本の人たちの英語力をここ2年くらい実際に経験したのだが、英字新聞や英語の雑誌を読んで、英語で映画を観たり、英語で会話したりするには、TOEIC 750点以上最低でも必要だと僕は思う。英語を使って仕事をするなら、やはり最低TOEIC 900点は必要だと思う。これが僕の経験に基づいた個人的な見解だ。皆さんがんばって下さい。

全然違う話しだが、今年の広島カープは調子が良いです。粘り強い。僕は大のカープファン(生まれは山口の萩ですが、育ちはヒロシマなので広島県人だ。)。ガンバレ、カープ!!

2011年4月28日木曜日

2011年4月27日

大阪マラソンの抽選当たってしまいました。現在のトレーニング状況からして、3時間をきるのは無理なので、3時間20分~30分くらいが関の山だと思います。大阪見物だと思って参加します。

2011年4月27日水曜日

2011年4月26日

僕はゲリラ集団“NAIST Starbucks Society”なるものを結成しました。先ずは関西在住のメンバーで「勉強会」を5月連休明けから始めます。

将来的には、関東在住のゲリラメンバーにも、Skypeを通してリアルタイムで勉強会に参加して貰えたらと思います。

超楽しみです。

2011年4月26日火曜日

2011年4月25日

僕はトレーニングの一環で長年走っている。走ってて、アメリカと日本の文化の違いを感じたことがひとつある。

アメリカで、細い道を走っていて、前に人が歩いていたとしよう。その時 、歩いている人の右側を後ろから抜かす時は、”On your right!” と大きな声をかけて抜かす。そのことで、接触することをさける。左側からだと、”On your left!”とデッカイ声で後ろから叫ぶ。また、細い道を走っていて、前方から人が歩いてきたり、走ってきたりして、しかも前から向かって来る人が下を向いていたり、明かにこちらに気づいていない場合は、” Face up!”とか”Watch out!”と大声で叫ぶ。これで、接触をさける。

先日、僕が走っている時に、このような場面に遭遇したので、「前見て!!」「前!!」と大きな声で叫んだ。相手はかなりビックリした顔をしていた。

後で、日本人のある方にこのことを話すと、日本では「スイマセン」と声をかけるらしい。なるほど、と思った。しかし英語ではさすがに “Excuse me”とか “Sorry”と声をかけることはありえない。

これも文化というか習慣の違いなんだな、と思った。

2011年4月25日月曜日

2011年4月24日

今週はトレーニングの調子がかなりよかったです。水泳のインターバルもかなりハードなペースが少し余裕でできるようになりました。また、土曜日のロングランも良いペースで走れました。今週の土曜日は約30kmを気持ちよく、余裕の2時間30分くらい(キロ5分)のペースで走れました。

グラントのほうも予定通り進みました。木曜日に共同研究グループとSkype で1時間半くらいカンファレンスして、かなり煮詰まりました。数日中にはある程度の形に仕上げようと思います。

2011年4月23日土曜日

2011年4月22日

前にも書きましたが、僕は日本、また日本人をとても愛してます。だから、アメリカのトップ大学医学部教授のポジションを捨ててまで日本に帰って来ました。しかし、僕の活躍の場は世界であって、「日本は世界の中のひとつの小さな国のひとつにしか過ぎない」と思っているし、その前提で僕は行動してます。

僕は、何の縁だか、この小さな国で生まれたし、僕は自分の生まれた国を愛してます。でも、僕は日本という狭い国・社会・「箱」を基準には物事を考えないし、考えられません。僕は、これからの若い人たちにはこの感覚を養って貰いたいと思います。

これから10年、20年後には世界の価値観はかなり変わります。そのときに、「日本は世界の中のひとつの小さな国のひとつにしか過ぎない」という感覚を身をもってわかってないと、あなたの活躍の場はないと思います。日本国内でも無いと思います。今の壮年・老年の世代の人たちの多くはこの感覚を持ち合わせてません(もちろん例外的に持っておられる方々もおられます。僕自身、何人か知ってます。)。口では、国際化、グローバリゼーション、とか吹聴している方々がおられますが、口だけです。身をもってわかる感覚は備えておられません。僕は、今、そのような人達にどのように語りかけるべきかを思案中です。

2011年4月22日金曜日

2011年4月21日

「最近の若い子たちは、自分から積極的になにもしない。常に、なにかを与えられるのを待っている。」

このようなことをよく耳にする。しかし、僕からすると、今、日本社会の中心になっている40才~65才くらいの多くの人達は、なにかをするとき、先ずだれかに(例えば国、大学、委員会、上司、など等)「箱」をつくってもらい、その「箱」に上手く収まるように、物事を作り上げ、進めて行く。「箱」からは絶対に出ないように気を使う。

また、既に「箱」がないと何もしない。「箱」がないとなにも起らないし、なにも変わらない。

多くの人達は、新しい「箱」を作ろうとはしない。新しい「箱」を作ろうとすると、それが「もっと大きな箱」に収まらない場合、協力は得られないし、作らせてもらえない。なんとか作っても、意地悪く壊される。

このような社会で育つ子供に積極性を要求しても無理だと僕は思う。子供たちは、大人を鋭く観察しているので、大人が変わらないと子供も変わらない。

だから、僕はこのような日本社会に「知性ある勇気」をもって対決して行く姿を、次の世代の若者に見せていこうと思う。正直いって、僕のバックには世界があるので、たとえ日本でメチャクチャに叩かれても、全く平気だ。

2011年4月21日木曜日

2011年4月20日

先々週末、ある方のバーベキューパーティ-に招かれた。そこで、NAISTの学長をはじめ、その他の役員クラスの方々と、かなりオープンに遠慮なく、色々と僕の胸の内を話す機会があった。多くの点で、僕の思っていることに関してはシェアできた気がする。ただ、それをどうやってNAISTという大学法人の経営に反映していくかということは、大変複雑で難しい問題であり、時間はかかるみたいだ。

ただ、多くの点の根本的な部分に関しては同意が得られたと思うので、それはそれなりに収穫だったと思う。基本的には、少々強引でも、僕が率先して成功例を示していくのが今のところベストであるという結論に達した。

したがって、これからは喧嘩を売られれば、僕は買って出ますので(もちろん「知性ある勇気」で)、その時は宜しく。

2011年4月20日水曜日

2011年4月19日

いろいろな人たちがアメリカンパンダを読んでいるらしい。何人かの読者の人たちから、「先生、結構過激な発言をされますね」と言われる。また、「先生、もっとこのようなことをドンドン発言していって下さい」と言われる人たちもいる。

実は、僕はこれでも言いたいことの3分の1くらいしか、ここで発言していない。やはり、こういうところ(つまり、だれでもアクセスして読めるところ)では、絶対に言ってはならないことも結構沢山ある。そのようなことは、かなりのカモフラージュをかけて書くか、ここでは書かない、といった2つの道を辿る。

書いたものは永遠に(僕が死んだ後も)残るので、慎重にならざる終えない。そういった意味では、メールの文章もそうである。全てのメールの文章も、いくら消去しても、僕が死んだ後まで永遠に残る。書き物とは、それだけ重要なものだと僕は認識している。

つまり、僕が書いたもの(アメリカンパンダも含めて)が永遠に(僕が死んだ後も)残るものであるという認識で、また残って欲しいと思って、僕はいつも文章を書いている。

2011年4月19日火曜日

2011年4月18日

結局、研究費の申請書、英語で書いてます。英語で6ページなので、日本語で4ページくらいに相当します。もし、ヒアリングまでいけば、ヒアリングも今回は英語でやる予定です。かなりの賭けですが、吉とでるか凶とでるか、やってみます。

やはり、英語のほうが僕の言いたいことが明確伝えられるし、僕らしい文章のリズムを生み出すことが出来ます。

正直いって、日本語で物事を考えたり、伝えたりしようとすると、伝えようとする内容が、曖昧で不明確になるように感じます。英語だと、伝えたい内容が明確に、しかも明快なリズムでバシッ、バシッ、と伝えられます。

現在、Outlineが完成し、図もほとんど完成しました。今週、共同研究者の方々とSkypeで打ち合わせをする予定になっています。

この研究費の申請が終わると、もうひとつ、大型の研究費申請があります。そちらは6月締め切りです。ラボの皆に好きなだけ研究して貰えるよう、僕は頑張ります。

2011年4月18日月曜日

2011年4月17日

サイエンスで成功するのには書く力はとても大切。論文は英語で書かなければならない。研究費の申請書も英語(国際的なグラント)あるいは日本語(日本のグラント)で書かなければならない。

巷でよく言われていることに、「日本人は、英語の読み書きはできるが、聞いたり喋るのが出来ない」と言われているが、これは間違い。多くの日本人の英語を読むスピードはとても遅い。また、多くの日本人の書く英語はとても下手くそで幼稚。僕のまわりの大学の先生たちの何人かは、論文の英語がきちんと書けないので、英語が母国語の人に頼んで(あるいは、Editingの会社にお金を払って)書き直してもらっている。英語を母国語としている研究者のなかでも、素晴らしい英語の文章を書ける人と、そうでない人とがいる。日本語でも同じことがいえる。

これから、サイエンスで身を立てていこうと考えている日本人の人たちは、英語と日本語の両方で、しっかりした論理展開で、読み手に分りやすい文章が、スラスラと書けるように、しっかり訓練をすることが大切だ。それには、良い英語(また日本語)の文章を沢山読んで、英語(また日本語)の文章を沢山書いて、文章の上手い人に添削して貰うとよい。

もちろん、僕も未だに書くことに関しては修行中で、毎日特訓してる。

2011年4月17日日曜日

2011年4月16日

最近、学校・社会では、全ての子供・学生(小学校、中学校、大学、大学院)を同じように「流れ作業の工程」にいれて、「高性能の欠陥の無い優れた同一の製品」をつくるように育てる、といった傾向にあるようと僕は感じている。

僕のラボでは多くの大学院生さんたち、数人の他大学の学部生さんたち、数人の地元の高校生さんたちを教育しているわけだが、僕は決して、これらの学生さんたちに「高性能の欠陥の無い同一の優れた製品」をつくるような教育はしない。

その代わり、ひとりひとりを「手作り」でつくりあげていき、ひとりひとりが進化できるように、激しい環境の変化に常にさらすようにしている。このような育て方をすると「ひとりひとりが違う傑作」ができあがるが、当然「失敗作」もできてくる。

しかし、「手作り」でつくりあげられ、激しい環境の変化に常にさらされて、その結果できてきた「失敗作」は「魅力ある失敗作」であって、とても価値ある存在となる。

「流れ作業の工程」で大量にできてくる「高性能の欠陥の無い優れた製品」は魅力の無いモノで、壊れたり古くなればポイと捨てられ、新しい同一の「高性能の欠陥の無い優れた製品」に交換される。また、「流れ作業の工程」で稀にできてくる「失敗作」はどうしょうもなく使いものにならないモノなので、「ゴミ箱にポイ」される。価値ある魅力ある失敗作」とは違う。

だから、だれかが、僕の学生さんを「流れ作業の工程」にいれようとしようものなら、僕は自分の教員生命をはって、そのような相手と対決する。

2011年4月16日土曜日

2011年4月15日

先日の続き。

「勇気」「知性」は何かを良い方向に変えて行くときにはとても大切。この世の中、「勇気」をもっている人はかなりいる。「知性」をもっている人もかなり多くいる。しかし、「勇気」「知性」両方を兼ね備えている人は少ない。

僕は「知性ある勇気」というものが、改革には大切だと信じている。この「知性ある勇気」をもっている人は、やはり稀である。僕は「知性ある勇気」を持った大人の人間になりたいと強く思っている。そのための日々の修行、 勉強、を欠かさずしているつもりだが、まだまだ身につけられていない。「勇気」のほうが先行して、「知性」にかける行動をし、しょっちゅう後悔している。また、「知性」に気をとられて、「勇気」を出すタイミングを逃してしまい、後の祭りになることもしょっちゅうである。

まだまだ、修行が足りない。

「知性ある勇気」。僕の人生目標。

2011年4月15日金曜日

2011年4月14日

この2年間日本に住んで、日本の大学に勤めて、様々なことを見て、聞いて、体験した。改めて思ったことのひとつに、僕はやはり「日本社会に挑戦状を叩きつけた自分の生き方」をしようと思う。でも、これは喧嘩であってはならない。挑戦状でなくてはならない。

僕が挑戦状をつきつける理由はひとつ、「僕は日本をとても愛している」からだ。だから、このまま日本の社会、大学が世界レベルでみた時に衰退していく様を見ながら、自分が老いていくのはとても耐えられない。多くの希望を次の世代の日本の人たちに託して自分は老いていきたい。

僕はこの挑戦する「勇気」と「知性」を自分で遂行し、身をもって僕の生き様を次の世代の日本の人たちに示そうと思う。

僕は絶対に諦めない。

以上。

2011年4月14日木曜日

2011年4月13日

僕のラボでは学生さん、ポスドク、助教の先生方、全員と2週間に1回、僕と1対1でデーターミーティングをしている。ほぼ全員と英語でディスカッションを30分~1時間ほどしている。学生さんの多くは、中々自分の言いたいことが英語ではスムーズに言えないで、とても歯がゆい思いをしていることと思う。

僕は、この「歯がゆさ」がとても大切だと信じている。自分の言いたいことが、うまく言えない、相手に伝わらない、相手の言っていることがわからない、内容の濃い話しが出来ない、こういった「歯がゆさ」「悔しさ」がとても大切だと、僕は信じている。これらの「歯がゆさ」「悔しさ」があってこそ、人はそれらを克服しようと努力するのだと思う。もちろん、「歯がゆさ」「悔しさ」に打ちひしがれて、それらから逃げて諦めてしまう学生さんもいると思う。そのような学生さんには、僕はあまりなにも出来ない。僕がそのような学生さんに唯一できることは、諦めないようになんとか励ますことしかない。

人間の成長には「歯がゆさ」「悔しさ」がとても大切なことだと僕は信じている。僕は、アメリカで過ごした25年間で、日本人、アジア人というだけで様々な差別を受けた。僕はこれらの差別を受けたことで、「歯がゆさ」「悔しさ」を沢山感じた。しかし、それらをバネに成長することが出来た。

皆さん、居心地の良い環境にばかりいないで、「歯がゆさ」「悔しさ」を沢山感じる環境に自分をおいて、修行してください。驚くほど成長出来ます。また、「歯がゆさ」「悔しさ」を感じている時にこそ、真の友人と出会うことが出来ます。

2011年4月13日水曜日

2011年4月12日

昨夜は行きつけのスポーツマッサージのお店に行って2時間みっちり筋肉をぼぐして身体のバランスを調整してもらった。今週はトレーニングからのリカバリーの週なので、ボロボロになっている身体・メンタル面をしっかり元どおりにしておこうと思う。マッサージして貰いながら、水素水の話しを聞いた。少し興味をもったので、サイエンス的な背景について論文とかを少し調べてみようと思う。

先日書いた研究費の申請書だけど、英語の申請書も日本語の申請書もページ数が同じだということがわかった。同じことを書くのには英語だと日本語の約1.52倍のページ数が必要になる(日本語は漢字があるので、かなり限られたスペースに比較的多くの情報を記載する事ができる)。現在書いている英語の文章を与えられたページ数に収めるのはとても難しい。しかも、審査委員の先生方は全て日本人。やはり、日本語で書き直すべきか。。。。悩むところである。悩む時間がもったいないので、一晩考えて、サッサとどちらかに決めることにする。

2011年4月12日火曜日

2011年4月11日

昨日は選挙でした。僕は大阪に住んでいるので、大阪で投票しました。結果は僕の投票した2人が(府議会員、市議会員)当選しました。

僕の故郷である広島では、自民党の松井さんが新市長に当選でした。これで、広島への2016年オリンピック誘致は無くなりました。残念です。今回の東日本震災から日本が復興して、元気な日本を世界にアピールする絶好のチャンスだと思ったのですが。。。。2016年は少し早すぎるのかもしれません。広島と長崎に原爆が落とされて、第二次世界大戦が終戦したのが1945年で、東京オリンピックが開かれたのが1964年だから、約20年後ということになる。ということは、次に日本でオリンピックが開かれるのはかなり先のことだろうか。。。。残念。。。。2020年か2024年くらいには日本(出来ればヒロシマ)でオリンピックが開かれて、元気な日本を世界にアピールしてもらいたい。世界へ向けての宣伝・アピールはとても大切だし、上手くやれば、日本経済発展へ効果はあると思うのだが。。。。

2011年4月11日月曜日

2011年4月10日

最近はTV番組がつまらないので、CATVで海外の映画を観てます(英語音声で)。

今大きな研究費の申請書を書いてます。今回は英語で書いています。僕にとっては日本語で書く時より、英語のほうが、自分の考えやアイデアを的確に伝えることが出来ます。サイエンスを「具体的に、的確に、論理的に」説明するには、英語のほうが、しっくりきます。つくづく日本語はサイエンスを語るには適していないと思います。サイエンスは西洋で始まった学問なので、これは当然なことなのかもしれません。「西洋の言語=サイエンスの概念」なのかもしれません。

しかし、僕の研究の一部は日本人の税金でサポートされているので、その成果は「日本語で日本人に伝える」義務があります。その為にも、サイエンスを語るに適したユニークな日本語の操り方を自分なりに発掘するよう努力しようと思います。頑張ります。

2011年4月10日日曜日

2011年4月9日

今日朝6時過ぎには、まだ小雨が降ってましたが、いつも通り淀川沿いを2時間半ほど走りました。走り終わる頃には、雨も上がり、大川沿いには、花見客もぼちぼち出没し始めてました。大阪はこの週末が桜はピークだと思います。大阪城の桃園の桃もほぼ満開でとても綺麗でした。

2011年4月7日木曜日

2011年4月6日

月曜から金曜日までの夕食は、ほとんど毎日、自分で作って食べている。

野菜は、玉ねぎ、ニンジン、ピーマン、ナス、しいたけ、ブロッコリ、トマト、などを毎日食べる。カラフルになるように色んな野菜を毎日、夕食に食べる。夕食のタンパク質は、魚(サーモンか鰻)、鶏肉(僕は脂肪の少ないササミしか食べない)、ヘレステーキ、あるいは植物性タンパク質(納豆と豆腐)を、交互にローテーションを組んで料理する。

最近はまったのが、上記の野菜とササミを切ったのものを、レンジで蒸してポン酢で食べるというのである。レンジで蒸す時に、ただの水ではなく、炭酸水で蒸すと、もっと美味しくなる。

夕食後のデザートは、だいたいフルーツ。これも、できるだけ色々なフルーツを食べるようにしている。最近は、イチゴ(あまおう)、キウイ、ネーブルオレンジ、などをよく食べている。

夕食の時の飲み物は、酢(ブドウ酢、りんご酢、黒酢、など)を無脂肪ミルク(あるいは豆乳)で割って飲んでいる。

できるだけ、午後8時前に夕食は食べ終わるようにしている。家ではお酒は一滴も飲みません(友人や同僚と外食する時は結構たくさん飲みますが。。。。)。

2011年4月6日水曜日

2011年4月5日

研究のセンス。これを磨かないことには研究は進まない。研究のセンスは頭の良し悪しとは別もの。賢くて、頭がよくて、試験など何時も良い点数をとるけど、研究センスの極端に低い人達を僕は沢山見てきた。アメリカでも、日本でも、沢山見てきた。

研究のセンスがあるヒトと無いヒトでは何が違うのだろう。研究のセンスのあるヒトは何をやってきたのだろう。

僕が思うに、研究のセンスがある人達は、問題発掘、問題解決が日常の一部になって、それらをすることが快感(マリワナや大麻をするような快感)でたまらなく好きな人達だと思う。

だから、研究のセンスを磨くには、実際に様々な問題を発掘し、自分の手でそれらを苦労しながら解決するということを沢山やらないといけない。机に座って、与えられた課題や知識を習得・勉強するだけでは、研究のセンスは養えないし、磨けない。大げさなことをいうと、机に座って、一生けんめい習得した知識は、たまに研究のセンスを磨くのに邪魔になることもある。

少々頭は鈍くても、素晴らしい研究のセンスを持っていて、ノーベル賞級の大発見をした人達を僕は個人的に何人も知っている。

なので、机に座って勉強するのも大切だが、研究のセンスを磨く努力も大切です。

2011年4月5日火曜日

2011年4月4日

僕は9.11の時アメリカに住んでいた。その瞬間、僕はとても不安になり、なにもかも、やる気が無くなった。1ヶ月くらい、なにもやる気が出なかった。研究、トライアスロン、なにもかも。。。。僕は、その後回復して、もとの精神状態、生活に戻ることが出来たけど、アメリカ中で9.11を機に多くのうつ病患者がでた。

今回3.11の被害で、直接被害を受けた人達、その家族・親戚・友人たちの精神ケアがマスコミでは取り沙汰されている。これはもちろん大切なことだ。しかし、僕はもうひとつ心配していることがある。

今、日本中がチャリティ-イベント、ボランティア、節約ムード、日本人一致団結、などなど、いたる所で、いろんな(直接は災害を受けてない)人達が色々な活動を一生懸命行っている。僕はこれらの人達の精神面がとても心配。今は、気分が高揚していてHighになって、一生懸命災害を受けた人達のために色々と尽くされているが、あまりやり過ぎると、何時かは絶対精神的な急降下が始まり、あっという間にとり返しのつかないところまで精神が落ちる。これは、神経生物学や脳科学を学んだ人なら誰でも容易に理解できる現象。特に真面目で、何事も一途にやり過ぎるところが多々ある方々を心配します。

皆さん、とにかくやり過ぎないよう心がけてください。このような時に不謹慎ですが、ある程度の、不真面目さ、いい加減さ、楽天性は心のケアに大切です。

2011年4月4日月曜日

2011年4月3日

大学院新一年生たちがキャンパスに到着し始めた。

Welcome to NAIST!!

どんな学生が佐藤研に来るのだろう?ワクワク楽しみです。佐藤研の説明会を7日(木)、8日(金)17:30からやりますので、興味のある学生さんたちは是非いらして下さい。バイオサイエンス研究棟の一階にアナウンスメントを張り出してありますので、場所等(また個別相談の日時)はそれをご参照下さい。「ラボには興味ないけど、このパンダを書いている佐藤先生ってどんな人なんだろう?」という興味本位の方々も歓迎です。

説明会に先立って、佐藤研に関してとても大切なことをここに書いておきます。

佐藤研は、10年、20年後に、世界を舞台に、それぞれの選んだ分野でリーダーとして活躍したいと思っている学生にはベストな研究室だと思います。10年後、20年後は僕にも想像出来ないくらい世界は変わってます。

だから、僕は学生さんたちを「型にはめる」ことはしません。学生さんたちが僕やラボ(またその他のラボ)の他の研究者・学生の背中を見て(観察して)、「自分なりの将来あるべき人間像・科学者像」をそれぞれで見つけて下さい。それぞれ自分で見つけなければなりません。それは、ひとりひとり違うものです。それを見つけだして、10年後、20年後の自分に向けて、自分で「進化」して下さい。僕は皆さんがそれがし易いような環境をつくり、サポートするだけです。学生さんたちが進化すれば、僕自身も進化できると確信してます。

以上のことを自力でするのはとても大変だし、半端じゃない努力が必要になります。僕(またはラボの助教の先生や上級生)が「箱を作ってあげて、そこに上手く納まるように、指示をだして教育する」のは、学生さんたちにとっても楽だし、僕にとっても楽です。でも、僕(またはラボの助教の先生や上級生)はそれはしません。僕を乗り越えて、僕を進化させてくれる学生さんを望みます。そのような学生さんたちが思う存分考え・悩み・研究し、皆さんが進化していける環境を僕は提供します。

FBの学生なら、ラボを決める前に、3週間ラボに滞在する機会があります。それを利用してみて下さい。僕が上で言っていることを体験してみると、それがどういうことかわかって貰えると思います。

2011年4月3日日曜日

2011年4月2日

今日本で僕が注目しているシンガー沢山いますが、JUJUとエレファントカシマシは特に応援してます。JUJUは彼女がマンハッタンにいる時から注目してました。 彼女は18才の時に単身ニューヨークにわたって、音楽、ダンスをやってました。立派です。本当に尊敬するし、応援します。ちなみにJUJUは僕と同じ広島出身。

エレファントサシマシはあのアンティ-クなサウンドしびれます。久しぶりの大物かも。でも若い方々にはわかりにくいかもしれません。

2011年4月1日金曜日

2011年3月31日

学生さんたちからよく聞かれる質問のひとつに、僕が論文(もちろん英語)をどれくらい読むのかというのがある。そこで、僕がどれくらい平均して読んでいるかをここに書きとめておく。

僕はほぼ毎日、何らかの教科書(もちろん英語)を午前中(出来れば)に23時間読んで勉強する(完全に理解して、疑問に思ったことや、おかしいと思うことを書き出して、自分なりの説明を英語で書いておく)。内容にもよるが、これで毎日だいたい3050ページくらい進む(0.51 Chapter) 。午後はだいたい1報くらいの論文(英語)を隅から隅までデーターも含めて批判的に読む(必要に応じて引用文献も読む) 。そして、夕方~夜にかけて510報くらいの論文をざ~っと流して読む(この時に、後でしっかり読む箇所などに印をつけておく)。

これを月曜~金曜までほぼ毎日する。土曜と日曜は基本的に論文はあまり読まない。時間があるとだいたい基礎的な教科書やすごく古い(100年からそれ以上昔)研究に関連する本を集中力が続く限り読む(日によって1時間以下しか続かないこともあるし、45時間あるいはそれ以上続く時もある。その日の気分や体調にもよるので、週末は無理はしない。。。。というか、この歳になると無理がきかなくなる。。。。無理すると後でつけがまわってきて長続きしない。)

だいたいこんな感じである。2030歳代の頃はもっと無理がきいたが、40半ばくらいから無理しないで、コツコツ毎日長続きできる今のやり方にかえた。