2012年2月29日水曜日

2012年2月29日

僕は6才くらいになっても、どうしても「いただきます」と言えなかった。頭のなかでは「いただきます」と言っているのだが、口から発せられる言葉は「いためきし」となってしまってた。このことは、今でもはっきり覚えている。

2012年2月28日火曜日

2012年2月28日

1934年11月30日にMax DelbrückからNiels Bohrに宛てた手紙の中に以下の1節がある。

It is important to express oneself very briefly because biologists are wont to read long papers very superficially.  Therefore they can never comprehend new subtle thought correctly, and they must always force it into the ready-made scheme of their concepts.

2012年2月26日日曜日

2012年2月26日

僕は自分のことを「身も心も生粋の日本人」だとアメリカにいた時も日本に来てからもずっと信じていた。しかし、日本に来て3年間弱をふり返ってみると、僕は「見かけだけ日本人」で、中身は日本人では無いんでは(あるいは、かなり変な日本人では)と自分のことを最近疑いはじめている。やはり、人間が大人・社会人になる、20代、30代、40代のほとんどをアメリカで過ごしたということは、知らず知らずのうちに、僕の中身にかなり影響があったみたいである。

2012年2月25日土曜日

2012年2月25日

今日は、雨の中1時間半ほど、大阪城公園をぬけて大川・淀川とのんびり走った。雨で湿気が多いので、空気中の「匂い分子」が空気中の水分子とからみあって、拡散され難いので、空気の匂いがとてもよくわかる。明らかに「春の匂い」だった。

2012年2月24日金曜日

2012年2月24日

日本では「個」を殺すシステムになっているんだな、とつくづく思う。驚くことに、本人が「個が殺されている」「個を殺している」ということすら、気づいていない人達が結構いる。僕みたいに外国からきた者にとっては、ビックリする現象。

2012年2月23日木曜日

2012年2月23日

今日の朝、大阪城を1時間ほど走ってて気づいたが、大阪城梅林園の梅が開花してた。春はもう来てるんですね。

2012年2月22日水曜日

2012年2月22日

3月終わりから4月にかけて、コーネル大学での仕事のためにNew York に3日ほど行って来る。12月以来で楽しみ。

2012年2月21日火曜日

2012年2月21日

最近、「しおこうじ(塩麹)」がはやっているらしいが、取りすぎには気をつけたほうがよいと、僕は思う。それは、塩麹には多くのグルタミン酸(うまみのもと)が入っているし、肉などのタンパク質と混ざると、麹のもっている酵素により肉のタンパク質が分解されて、さらに大量のグルタミン酸ができる。

グルタミン酸(うまみ)はNeurotoxicityをもっている。つまり、グルタミン酸は興奮性神経伝達物質のひとつだが、過剰のグルタミン酸は神経細胞を殺すのである。グルタミン酸は醤油とかに多く含まれており、その過剰摂取は、神経細胞(つまり脳)にとってよくないものである。したがって、塩麹も、過剰に摂取すると、脳の神経細胞が殺されてしまう可能性が高くなる。

よって、「塩麹=塩+グルタミン酸+その他」ということで、取らないことにこしたことはない、と僕は考える。塩麹には整腸作用があるといわれているが、それならヨーグルトを食べたほうがよっぽど身体にはよいと僕は思う。

2012年2月20日月曜日

2012年2月20日

他大学同様、NAISTも奈良先端大基金が去年10月より始まった。僕は、200万円くらい寄付をしようと10月以来ずっと考えているのだが、今は保留している。もう少し考えようと思う。

2012年2月17日金曜日

2012年2月17日

巷で「最近の若者は、責任感がなく、自主性が乏しい」と頻繁にいわれているが、僕みたいに外国からきた者からみると、日本の年配の方々にも責任感がなく、自主性の乏しい方々が多くいらっしゃるようにみえる。特に「右肩上がりの時代」を生きてこられた方々は、責任感がとても希薄で、自主性に乏しい。きっと、責任とらないで、自主性なくても、時代のなりゆきで上手いことやってこれたからだろう。

2012年2月16日木曜日

2012年2月16日

物事がクリアに考えられて、核心をビシッとついてくる人と話しをしていると、とても気持ちがいい。

2012年2月12日日曜日

2012年2月12日

今年に入ってから、論文は、今まで通りしっかり毎日読んでいるが、「本(学術・学問書)」をきちんと読む時間が取れていない。午前中の「勉強タイム」は、ほぼ毎日とっているのだが、読まなければならない論文が最近多く、また、大型研究費申請の準備に追われて、「本」をしっかり毎日数時間読むことが出来ていない。

大型研究費申請の準備も今週前半で区切りがつくので、週の後半からは、しっかり毎日「本」を読んで、深い洞察力や学問の歴史的背景を勉強しようと思う。理想は、毎週、最低一冊は「学術・学問書」を読んで、それに関しての自分なりの感想・意見・批判・アイデアをノートにまとめることができる、という状況である。

僕の職業は知的活動を主とするので、常に頭を鍛えないと、「Pedestrian Scientist」になり下がってしまう。

2012年2月10日金曜日

2012年2月10日

やっぱり、沖縄に数日のんびり滞在してくるかな。。。。今準備している、大型研究費申請の準備が終わったら考えよう。でも、その頃には、関西も少し暖かくなってきて、沖縄にいく必要がなくなる可能性大。。。。仕方ないので、ジムのサウナで我慢しよう。

2012年2月9日木曜日

2012年2月9日

東大の数物連携宇宙研究機構が米カブリ財団から5億7000万円の寄付を受けて「カブリ数物連携宇宙研究機構」になるらしい。日本の国立大学が海外の財団から寄付を受けるのは初めてらしい。僕の記憶によると、この研究所の所長の村山斉さんは、UC Berkleyから、東大総長より高い給料で東大にリクルートされてきた方だったと思う。

カブリ財団はアメリカでも超有名な財団であり、そこから約6億の寄付金を日本の研究所に誘致したのは凄いことだと思う。

日本の大学も、国また国内からのお金にあまり期待できない(期待しないほうが賢明)のが現状であり、積極的に海外財団からの寄付を集めてこないとサバイブできないと思う。少なくとも、これからは、大学が組織として海外からどれだけ寄付金を集めてこれるかが、それぞれの大学の組織力・教育力・研究力に直接反映されるであろう。

そのことがわかっていれば、自ずと、大学は今何をしなければならないかが見えてくると思う。

2012年2月8日水曜日

2012年2月8日

今日の新聞のある記事が目をひいた。自動車部品メーカーのユーシンが、海外留学経験があり、日本語以外に外国語(なんの外国語でもいいらしい)をビジネスレベルで使える新卒を、初任給通常の2倍(約1000万円)で雇用すると発表した。

日本には、そんなに語学のできるグローバル感覚をもった人材が少ないのだろうか?

転職しようかな?(ジョークです)

2012年2月7日火曜日

2012年2月7日

現在、大型研究費申請に向けて準備をしてます。全身全霊こめて準備してます。絶対に欲しい研究費です。

2012年2月6日月曜日

2012年2月6日

日本人の多くの方が「我慢してる」「我慢することが大切」とよく言われる。それは、ある程度大切なことだが、状況(場合)によっては、言い出す(あるいは行動に移す)「勇気がない」、「責任逃れ」、「ただ臆病なだけ」というふうにもとれる。

2012年2月5日日曜日

2012年2月5日

最近とても寒いので、2月に弟の住んでいる沖縄に週末を利用して滞在しようかと思ってANAの料金を調べたら、片道28500円もすることがわかって諦めた。ジムのサウナで我慢します。

2012年2月4日土曜日

2012年2月4日

最近のパンダを読んで、僕の大親友のひとりから、心配してメールを頂きました。僕は、「Ironmanトライアスロンやってたので、走れなければ歩くし、歩けなければ、這ってでも前進するから大丈夫」と返事しました。心配かけました。持つべきは親友だと思いました。感謝です。

2012年2月2日木曜日

2012年2月2日

英語にNecessary evil という言葉がある。日本人、また日本の組織は、このNecessary evilが多過ぎるし、しかも、そればかり気にして日々を過ごしている人、仕事をしている人、組織を運営している人が多過ぎる。こんな社会で、「自分らしさを見つけて、それをのばそう」なんてありえない話しである。子供たちも、こんな大人ばかりみて育つわけだから、大きな人間に育つわけがない。