2011年10月31日月曜日

2011年10月31日

最近、日本は色々なことが「単純・明快」じゃないなと身にしみて感じる。僕からすると、何だかわざと「複雑・不透明」にしているようにも思える。慣れるしかないのか。。。。それとも、変えていく努力を諦めないか。。。。う~ん。。。。

2011年10月30日日曜日

2011年10月30日

大阪マラソン無事3時間37分~38分で完走しました。 アメリカにいた頃に比べると、体力、根性ともにメチャ落ちてました。 特に根性なくなってきている自分にガッカリでした。 これから、根性をたたきなおそうと思います。 でも、終わってホッとしてます。

それにしても、日本のレースの応援、アメリカのそれと比べるととても静かですね。。。。音楽も少ないし。。。。また、アメリカだと、レースのスタートの時、かならずアメリカ国歌を歌って、メチャ盛り上がるのに、「君が代」を歌わないのには、とてもガッカリしました。 気持ちが全然高揚しないままのスタートでした。応援で、唯一、メチャ盛り上がってた場所は西成区でした。西成区の応援はメチャ弾けてて、いっぱいエネルギー貰いました。西成区の住民の方々パワーありますね!!!ありがとうございます

追伸
iPSの山中さんも大阪マラソン完走されました。

2011年10月27日木曜日

2011年10月27日

「Old boys club」という言葉が英語にある。僕は、今これと闘っている。

2011年10月26日水曜日

2011年10月26日

ある方から「護送船団方式」という言葉を教えてくれた。
なるほど、だから日本に来て以来、色々な場面で「文明の衝突」が僕にとって起る所以なんだな、と思った。

2011年10月25日火曜日

2011年10月25日

最近「ポン」と膝をたたくことがあった。

僕はアメリカで教授をいていた時は「中小企業の社長」だったが、日本では「学校の先生」なんだと。

2011年10月24日月曜日

2011年10月24日

僕が広島学院を卒業して30年になる。当時の中堅の先生たちは70~80才くらいになられているということになる。当時の若い先生方も60才超えていらっしゃるということになる。

ということは、僕が今研究指導している高校生たちが今の僕の年齢になる頃には僕は80才を超えていることになる。

う~ん。

2011年10月23日日曜日

2011年10月23日

新しいことを始めると、最初は一見上手くいってるようにみえるが、2年くらいで“バグ”が見つかりはじめて色々と不都合が生じはじめる。それらを次の1~2年間くらいで修正して、4~5年目くらいで、「キラッ」と輝く新しい完成品ができあがる。

したがって、2年目くらいからバグが見つかりはじめて3年目~4年目にかけてそれらを修正していく期間が正念場となる。

これ、僕の経験則。

2011年10月22日土曜日

2011年10月22日

NAISTバイオサイエンスでは、BXコースとFBコースという2つのコースがある。そのうち、BXコースは、2年間で修士をとって卒業するというコースである。しかし就職活動が長びいている現状があり、BXコースの学生の研究指導は難しい。

僕がいたアメリカの大学院はPh.D.コースだけなので、修士で卒業する学生はおらず、たとえ居たとしても、それらの学生はQualifying Exam に落第して、Ph.D. Candidate になれず、M.S.(修士)で大学院を去っていく学生である。したがって、修士で修了する学生を指導するのは、僕にとってはNAISTが初めてのことである。(アメリカで数人他の小さな大学から修士課程の学生を預かって指導したことはありますが。。。。)

NAISTに着任して、僕のラボでもBXコースの学生の研究指導方法を2年あまり色々と思考錯誤してきた。この思考錯誤を通して、色々と僕も勉強した。そこで、ようやく上手くいきそうなある方法を見つけつつある。

そこで、来年4月から佐藤ラボではBXの学生の研究指導は新規一変する。具体的な方法は現時点では企業秘密で、来年4月に学生が到着してから発表の予定。NAISTの他のラボとは全く違うやり方で、今まで誰も考えていなっかった方法である。おそらく、他のラボは僕のラボの方法が上手くいくのか半信半疑である一方、かなり興味深々の目で観ることでしょう。

上手く行きます。上手く行き、結果を出します。そしたら、おそらく他のラボが真似をし始めるでしょう。

ピース。

2011年10月21日金曜日

2011年10月21日

僕が欲張りなせいか、歳をとってきたせいか(つまり、死が近づいている?)最近つくづくひとりの人間の一生って短いなと思う。毎日をほんとうにしっかり生きないと。。。

ひとりひとりの一生は短いが、僕の一生を次の世代につなげることが出来たら、自分が死んだ後にも世の中に貢献できる。そのための努力(次の世代を育てる、社会への貢献、などなど)もしっかりやらねば。

2011年10月20日木曜日

2011年10月20日

ここ数週間あることでとても苦労している。そのことがきっかけで、誰が本当の「友人」「親友」「同僚」かがとてもよくわかった。一方、僕が今までとても信用し、心を許していた何人かの人達は、実は「狸」だったということも判明した。とても残念。でも、後でなく今わかってよかったと思う。

2011年10月19日水曜日

2011年10月19日

ある友人が以下の言葉を僕に送ってくれた。
‎First they ignore you, then they laugh at you, then they fight you, then you win. – Gandhi

とてもありがたい言葉。 心に刻み込んで頑張ります。

2011年10月18日火曜日

2011年10月18日

いよいよ大阪マラソンまで2週間をきった。これからは、しっかり休養を取りながらも、身体をシャープに保つためにトレーニングもやり過ぎない程度に維持する必要がある。アメリカにいる時みたいにガンガンとはトレーニングしてないので、3時間30分~40分くらいで完走出来れば上出来かな、と思う。

2011年10月14日金曜日

2011年10月14日

「日本の」高等教育このままではレベルの低下がさらに加速化する事は回避できないと僕は最近確信してきた。「日本」を変えることは漠にはできない。だから、「日本の中に」他とは全然違う異質の高等教育機関をつくるしかないと思う。文科省に認定される必要もない異質のもの。アイデアはかなり固まって来ているので、あとはこれを実際にどのように実現させるかという戦略を確定させるだけ。

2011年10月13日木曜日

2011年10月13日

11月には出張でアムステルダムに行く。去年行ったのと同じ研究所。今、僕のなかでアムステルダムはマンハッタン同様My favorite place なので、とても楽しみ。今回はたったの2泊なのであっという間だけど、町の雰囲気を感じ、システム系の研究者たちと喧々轟々話して、少しまたエネルギーが充電できそう。

2011年10月12日水曜日

2011年10月12日

昨日の続き。
大きな事をやり遂げようとする時は、小分けにして、小さなゴールを幾つか設定し、その小さなゴールをひとつづつクリアーしていくと最終的に大きなゴールに辿り着くようにするといい。

最初から、大きな最終ゴールだけを目指そうとすると、その大きさ、大変さ、先の見えない不安などで、やる気が起らなかったり、途中で挫けてしまう。

しかし、最終的には大きなゴールに辿り着く小さなゴールを幾つか設定し、その小さなゴールを目指すと長続きするし、最終的に大きなゴールが達成できる。先ず、最初の小さなゴールを目指し、それが出来たら次の小さなゴールを目指す、それを続けて行き最終的に大きなファイナルゴールに辿り着くという戦略である。

山登りやマラソンと一緒である。マラソンでも、最初から42kmを目指すと途中で挫折してしまう可能性が高い。そこで、先ず5km地点に辿り着くことを目標にし、そこに辿り着いたら次の5kmを走って10km地点に辿り着くことを目標にする。これを8回繰り返せば40kmまで辿り着く。僕も、マラソンの最後の10kmはペースを維持するのがきつくなるので、1kmごとをとにかくクリアーすることを目標に最後の10kmくらいを走り続ける。そうすると集中力も持続できるし、最後の10kmをなんとかペースを維持してゴールに辿り着くことができる。

僕は大きな研究プロジェクトを推進していく時も、以上のような戦略をたてて物事を進める。

2011年10月11日火曜日

2011年10月11日

大阪マラソンが今月終わりにある。はやく終わって欲しい。

しかし、それまでに大きな仕事を二つ仕上げるつもり。かなり大変な仕事なので、小分けにして毎日少しづつやって、今月末までに仕上げる。

2011年10月10日月曜日

2011年10月10日

前にも書いたように、僕の日本でのミッションのひとつは、もし僕が現在20才くらいの学部生で大学院に行って博士号をとろうと考えたとした時に、「是非行きたい」と思える大学院を日本につくることである。

30年前にはそのような大学院は日本には無かった。だから、アメリカの大学院にいった。

僕はゼロからそのような大学院をつくるのは難しいと考え、すでにある大学院で、その可能性を秘めているところ、僕がそのように改革していけるかもしれないところ、としてNAISTを選んだ。

だから、僕の心の底から、「自分が学生だったら是非行きたいと思える大学院」にNAISTを発展させたいと考えている。そのために、色々と提言している。

2011年10月7日金曜日

2011年10月7日

正直いって、僕は未だに自分が日本に「住んでいる」という感覚が無い。毎日、日本に「アメリカから出張に来ている」という感覚が強い。

週末、自分の世界に閉じこもって23時間ほど淀川沿いを黙々と走っている時、土手から日本語で誰かが会話をしているのが聞こえると、「あっ、日本人がいる」とつい思ってしまう。淀川沿いを走っていても、完璧に自分だけの世界に浸っているので、頭の中は自分があたかもマンハッタンのセントラルパークを走っているように思いこんでる。だから、突然日本語が聞こえると、ゼントラルパークに来ている日本人の観光客かなと自然に思ってしまう。それから、1秒くらい間をおいて、我にかえり「あっ、自分は日本に住んでるんだ。まわりには日本人がいるんだ。」と理解し始める。

また、よくあるのは、他人が会話をしている日本語が、僕の頭の中で勝手に英語で一番近い音声に翻訳されてしまうことがある。例えば、「ホンマ….」と誰かがいっているのが聞こえたとすると、僕の頭が勝手に「Oh my God….」と聞こえたように働いてしまう。「あれ….」が「at a …」と聞こえてしまう。

ちなみに僕は自分の頭でなにか考える時は未だに英語で考えてしまう。夢も英語。僕の夢の中ではラボの日本人の学生さんたちも皆英語で喋ってる。

2011年10月6日木曜日

2011年10月6日

最近色々あり、社会構造について考えることがあり、親しい友人たちと話しをする機会があった。

ひとつの組織の中(会社、大学、ラボ、学校のクラス、等)で、誰もが自分が一番であったり、上司・ボスからの一番のお気に入りでありたいという気持ちがあるというまぎれもない事実がある。したがって、そうでない組織の構成員(社員、ラボのメンバー、クラスメート、 等)は、落ちこんだり、その組織を辞めたり、といったことがおこる。

したがって、その組織のトップにたつ人間は、その組織の構成員全員にわけ隔たり無く、同じように接していく必要がある。しかし、これはとんでもなく難しい。我々は人間なので、知らず知らずのうちに、自分のお気に入りができてきて、接し方に自分の知らない間にバイアスがかかってきてしまう。

こういう事をここに書いている僕でも、これは一生の課題で、とても難しい。20年以上ラボを運営しているけど、未だにこれが出来ていないのが自分でもよくわかる。本当に困ったものである。

2011年10月5日水曜日

2011年10月5日

今夜は僕の大好きは映画のひとつである“The Game”(オリジナル版)を観てのんびりです。The Game はもう数えきれないくらい繰り返し長年にわたってみているので、セリフの部分もかなり覚えています。

映画(洋画)はかなり好きで、高校生の頃もよく映画を観ました。だいたい好きな映画をセリフを覚えるくらいまで繰り返し観てました。映画の英語は聞き取りにくいので、英語の勉強にもなりました(英語を上手くなりたい人にはお勧めです)。当時、雑誌の名前は忘れましたが、洋画のセリフのTranscriptが書いてある雑誌が出ていて、それを参考にしながら、100%理解して、セリフの文句が自分で日常に使えるようになるまで、ひとつひとつの映画を繰り返し観てました。

乾杯!!

2011年10月4日火曜日

2011年10月4日

なんと、昨日ノーベル生理医学賞を受賞したロックフェラー大学のRalph Steinmanは受賞発表の3日前の9月30日に亡くなってたらしい。でも、受賞は取り下げられないとのこと。よかった。Ralph おめでとう。You deserve it!!

2011年10月3日月曜日

2011年10月3日

今日、ノーベル生理医学賞の発表があったけど、僕の予想は外れた。

でも、受賞したBruce Beutler (LPS Receptor を発見した人)は僕がUT Soutwestern にいた時の同僚。Ralph Steinman (Dendritic Cellの発見者)は僕がNAISTに来る前までいたCornell大学医学部の隣にあるロックフェラー大学の教授。Steinman はガンで先はあまり長くないので、亡くなる前にノーベル賞が取れてよかった。

2011年10月2日日曜日

2011年10月2日

昨日はNAISTの創立20周年記念式典。僕は参加しなかった。

NAISTに着任して2年経つが、心の底から、NAISTが真の意味での日本一、世界トップクラスの大学院に発展することを祈る。

2011年10月1日土曜日

2011年10月1日

以下最近のSCIENCEに出ていた世界トップレベルのバイオテック・製薬会社の雇用モットー:
 
・If science isn't your obsession—DON'T APPLY
・If you're content being the smartest person in the room—DON'T APPLY
・If you're afraid to fail—DON'T APPLY
・If you think good enough is good enough—DON'T APPLY
・If you need a routine to define you—DON'T APPLY