2021年4月12日月曜日

2021年4年12日【研究で大切にしていること】

 2021412日【研究で大切にしていること】

研究には色々なスタイルがあるけど、僕が、研究でずっと大切にしていることは、「概念の新規性」。これは、僕の研究人生で一貫して持っていること。

 

先ずは、その研究テーマや研究結果にどれだけ「概念的な新規性があるか」ということ。なので、研究テーマを考えるときも、「もし、その研究が成功したら概念的にどれだけ新規性があるのか、その概念がどれだけ普遍性や波及性を持っているか」を考える。そして、その次に、それを達成するためには、どのようなアプローチや手法が適切で効果的か、を考える。そして、多くの場合、これまで自分が経験のないアプローチ、手法、研究モデルが必要になるので、そういうアプローチや手法、研究モデルのエキスパートに相談して共同研究などで助けてもらう。そして、自分自身も、そういう自分の知らなかったアプローチや手法、研究モデルをしっかり勉強して自分でも理解、判断できるようにする。

 

なので、僕の場合、一つ一つの研究を考えて、プランして、実際に進めて、結果が出るまでに、非常に長い期間と膨大なエフォートが必要になる。そして、失敗した場合は、目に見える実績に関しては、かなり長期間の空白ができてしまう。

 

そうなると多くの研究者は不安になるものだが、僕は研究とはそういうものだと理解しているので、逆に、その期間はたくさん学ばせてもらった、と考える。

 

ただ、不安にはならないものの、こういう研究スタイルだと、一つ一つの研究テーマは、ほとんどの場合、ゼロから作り上げていかないとならないので、精神的にも身体的にも資金繰り的にもかなりしんどい。まぁ、これが僕の変わらないスタイルなので仕方がない。

2021年4月8日木曜日

2021年4月8日【メリットがリスクを上回っている】

 202148日【メリットがリスクを上回っている】

「メリットがリスクを上回っている」というのは非常に気をつけないと思っている。僕ら医学の研究をしているときに、臨床試験で「メリットがリスクを上回っている」というのは、Population全体(つまり、ひとりひとりがイコールのデージェントとする前提)から見たときの解釈になる。つまり、Population全体で、メリットがリスクを上回る場合は、誰であろうと全ての人ひとりひとりにとってもメリットがリスクを上回る、と解釈をする。

 

例えば、ある1万人の人たちを対象としてワクチン接種をし、その内10人は死んでしまうけど、9990人は感染しなくなる、といった結果が得られるとする。その場合、別の1万人の人たち「ひとりひとり」にとっても「メリットがリスクを上回っている」と言う解釈になる。

 

しかし、21世紀は、個別化精密医療(Personalized Precision Medicine)の時代で、ひとりひとりは、ユニークなエージェントであり、Population全体ではなく、ひとりひとり個別にどれくらいメリットがありどれくらいリスクがあるかが重要になる評価する必要がある。

 

これは、Patient first(患者第一)、Patient Journey、という言葉で表現されている。つまり、医学や医療は、ひとりひとりの個人(患者)目線での予防、治療、それらのメリット・デメリット、で考えるべし、と言う意味だ。

 

この観点からすると、「メリットがリスクを上回っている」と言う場合、それぞれの個別の人(患者)によって、それぞれ個別に判断できる科学的評価方法が必要だと思う。

2021年4月4日日曜日

2021年4月4日【リアル vs バーチャル】

 202144日【リアル vs バーチャル】

コロナ渦になってからバーチャル主の生活になって気づいたこと。

 

バーチャルだと、リアルで頻繁に起こる想定外や期待外のことが、あまり起こらない、ということを感じている。リアルで頻発する、突然感や全く予想していなかった人や自然界との「出会い」も非常に少ない、と感じている。

 

そういう意味で、バーチャルの世界では、そもそもバーチャル空間は人間が作り出した空間なので、リアルのように人間をはるかに超えた自然界や宇宙が作り出す、人間には考えも及ばない事や物・者にはたまたま遭遇する・できるというスリル感が冒険感、そしてそれによって得られる、生きているという実感、がなかなか得られない。

2021年4月1日木曜日

2021年4月1日【新年度】

 202141日【新年度】

「組織=我を殺す」という方程式がある程度成り立っている。そうすると何が起こるかというと、責任の所存が曖昧になる、物事を考えない(他と同じことを考えずに行う)、など。一方、個が完全に好き勝手に振る舞うと組織を維持できなくなる。

 

今日から日本では新年度なので、新しい組織に所属することになる人たちが大勢いると思う。コロナ渦ということで、組織に馴染みにくい環境が揃っているし、組織をまとめる側もぎこちなく新メンバーと接することになる。難題だらけ。

 

ただ、コロナ渦というときだからこそ、今一度「組織」について考察してみる良い機会かもしれない。

 

ある意味、これからは、新しい組織の形が求められているし、必要な時代だと僕は考えている。また、それはある1つの形である必要はなく、いろいろな組織の形があって良いと考える。また、1つの組織の形も、その時々で柔軟に変われる形の方が望ましい。

 

これら、言うのは簡単だけど、実行するのは至難の技で、永遠の課題ではある。