2022年8月23日火曜日

2022年8月23日【科学と芸術、再現性】 #science #arts #reproducibility

 2022823日【科学と芸術、再現性】 #science #arts #reproducibility

 

科学と芸術は類似していると言われることことが多い。しかし、科学が芸術と大きく異なる点は、科学には「再現性」「Reproducibility」が必須という点。

 

科学では、得られた結果が、誰が何回やっても同じ結果が得られる「再現性(Reproducibility)」が必須。これがないと、サイエンスではない。

 

芸術やスポーツだと、これは自分にしかできない、ことが崇拝され評価されるけど、サイエンスにおいては、自分しか出すことのできない結果は、完全NGでエセ科学。

 

サイエンスでは、自分のやったことを全てオープンにし、それを同じようにやれば同じ結果が得られてこそ、事実として認められる。

 

なので、この点を強調せず、安易に「科学と芸術(Science and Arts)」を唄う・唱える・称えるのはかなり危険だし止めるべし。

2022年8月21日日曜日

2022年8月21日【研究に専念】 #研究の時間

 2022821日【研究に専念】 #研究の時間

 

日本の場合、大学教員とかの給料は大学から100%支給されている。大学は「教育機関」なので、大学から支給されている給料が100%なら、100%のエフォートは教育や大学の業務に費やすべし。研究といっても大学院生など学生指導による研究。

 

自分の好きな研究をしたければ、その分の自分の給料は自分で稼いでくるべき(例えば、外部研究費から)。

 

なのに、大学の業務(雑務)や教育に時間取られて研究できない、というのはお門違い。

 

研究に時間を費やしたいなら、その分の自分の給料は、自分で獲得した研究費から払うべき。

 

自分で「研究のために獲得した」お金で自分の研究の時間分の給料をカバーしてないのに、大学業務や教育で時間取られて研究する時間がない、というのは「わがまま」。

 

研究したければ、自分で「研究のためのお金」を稼いできて、それを自分の研究のための時間分の給料に充てるべき。

 

一昔前までは、日本の場合、自分(PI)の給料を外部研究費から出すことができなかったけど、現行の制度では、PIの給料は外部研究費から出せる。

 

また、大学ではなく研究所(例えば理研や各国研など)は、「研究」機関なので、研究のために給料が支給されるので、研究に専念したければ、そういう機関に所属するのもあり。

 

大学の任務は「教育と研究」なので、研究にも時間が割けるようにすべし、という反論もあるとは思うが、自分の給料の何%が教育で、何%が研究として支払われているかによる。もし、50%教育で、20%大学用務で、30%研究なら、当然研究は30%エフォートなので、それ以外の時間は教育や大学用務に費やしても文句は言うな、ということ。

 

要するに、自分の給料が何のためにどこから支払われているかで、自分のエフォートが何に使われるかが決まる、というシンプルなこと。

 

自分の路は自分で切り拓く。何事も他のせいにしない。子供の頃に教わった基本。

 

僕の場合、自分の給料は100%自分が獲得した外部ファンドから出しているので、100%研究に専念している。研究費足りなきゃ、文句言う前に自腹切る。

2022年8月20日土曜日

2022年8月20日【路】 #destiny #destinies

 2022820日【路】 #destiny #destinies

 

あなたの路

僕の路

君の路

あいつの路

彼の道

彼女の路

彼方の路

後の路

前の路

 

きっと路

2022年8月9日火曜日

2022年8月9日【歴史・ゲノム】 #history #genome

 202289日【歴史・ゲノム】 #history #genome

 

歴史=ゲノム

History = Genome

 

つまり、歴史はゲノムと同じだなとつくづく思う。

 

これまでの歴史の上に今があるし、未来がある。人を含め生物は過去の情報を学習するので、現在も未来も過去から切り離すことはできない。

 

生物もゲノムがハードウエアで、そのゲノム情報を用いていろいろな生命活動が生まれる。そして、ゲノムは環境因子や生活習慣で修飾されたり、変異したりすることで、ハードウエアは変化する。

 

「歴史=ゲノム」です。

 

そういう観点からすると、歴史を読み解くのは、ゲノム情報を読み解くのと同じ。歴史を踏まえて現在・未来に起こることを予測するのは、ゲノム情報から起こり得る生命活動を予測したり、今後起こり得るゲノムの変異を予測したりするのに似ている。

 

歴史もサイエンス。

 

2022年8月5日金曜日

2022年8月5日【困難・試練】 #Challenges

 202285日【困難・試練】 #Challenges

 

これまでの60年弱の人生で、研究でも個人のレベルでも小さな困難や試練は毎日あるのだけど、大きな(その後の人生を大きく左右しかねない分岐点みたいな試練)困難や試練が約5年毎くらいにやってきていると思う。

 

大人になってからだと、

1994年〜1995

2003年〜2004

2008年〜2009

2012年〜2013

2017年〜2018

2022年〜今

 

振り返ると、これらどれも、研究と個人レベル両方の困難や試練がいっぺんに起こっていた(今のもそう)。

 

そして、これらどの時も、ひたすら目の前の困難を解決するために無我夢中で全力でもがいた(今もそう)。

 

そういうもがきが半年〜1年間くらい続いて、ある時、突然目の前に大きな扉が現れて、それがパッと大きく開いて大きな光が僕を照らす。

 

その扉は、突然目の前に現れて、僕が触りもしないのに、突然開く。誰かが開けてくれる。マジックのように。

 

信じるしかない。これが人生。

 

Belief is the power, that is.