今は自分でまったく実験していないが、45歳くらいまでは、まだ自分で実験していた。PIになって17〜18年は自分で実験していたことになる。PIになって、最初のPNAS, Natureなどの論文は自分がFirst Author でCorresponding authorだった。
2013年5月30日木曜日
2013年5月29日水曜日
2013年5月28日火曜日
2013年5月27日月曜日
2013年5月26日日曜日
2013年5月25日土曜日
2013年5月25日
おなじ実験結果でも見る人がみると見えるものがあって、そういうのが見えるようになることが成長。これはサイエンスの実験に限らず何でもそう。ひとつのことをみても何が見えるかはひとによってかなり違う。でも一般人にはみえないものがしっかりみえる超能力みたいなのをもっているような凄い人がこの世の中にはいる。そういう人間になれるかどうかでかなり違ってくる。そういうのが見えるようになるためにはやはり常にいろんな可能性を「リラックスした頭の状態で」批判的に考えられる頭をつくることだと思う。鍵は「リラックスした頭」で、緊張した頭で批判的に考えるとバイアスがかかってたいしたものは見えてこない。「リラックスした頭」と「ボーとした頭」じゃ偉い違いだけど。「ボーとした頭」には何も浮かんでこない。
2013年5月23日木曜日
2013年5月22日水曜日
2013年5月21日火曜日
2013年5月20日月曜日
2013年5月19日日曜日
2013年5月19日
現在の日本には理系の博士後期課程へ進む学生が、毎年約1.5万人いるらしい。その内、理学部系が20%を少し下回るということだから、3000人弱ということだ。日本には、国公立大学院だけで、博士後期課程の理学部系のプログラムが1000以上あるらしいから、毎年の進学者数に比べて多すぎ。
これから、日本の人口が増える訳ではないから、選ぶ道はふたつ。ひとつは、現存する国公立大学院を3分の1くらいに減らす(あるいは、統合する)。もうひとつは、海外から大学院生を大量につれてくる。
個人的には、後者の選択は長続きしない。何故かというと、もうすでに、海外(例えばアジア諸国)には日本の大学院と同等、あるいはベターな大学院プログラムが多くある。また、アメリカの大学院だって、優秀な大学院生を海外から積極的にリクルートしているから、優秀な大学院生は、日本には来ない(アメリカの大学院に行く)。
2013年5月16日木曜日
2013年5月15日水曜日
2013年5月12日日曜日
2013年5月12日
今、ほんとうに研究に100%時間を使えている。最高にいい調子。研究以外のことに全く関わらなくてよいのは、とてもありがたい環境である。きっと、こういうふうにできるのは、まわりで僕だけだと思う。
アメリカにいたときは、こんな感じだったので、これが僕にとっては普通。アメリカに居たときは、ラボは、大学院生、ポスドクと、研究を「一緒にする」ところであって、大学院生の「子守り」をするところではないし、する必要もないというのは、常識。
しかし、日本にきて、まわりをみていると、学生の「子守り」をしている方々が多数。なので、自分もそうしないといけないのかなと、思った時期もあったが、やはりそれでは、日本にわざわざ来た意味がなくなると確信し、僕は、大学院生と「研究を一緒にする」のであって、「子守り」はしない、と割り切ったらとても気が楽になった。
多くの人たちは、きっと、このように割り切れないのだと思う。
2013年5月11日土曜日
2013年5月11日
以下、2012年8月1日に朝日新聞ウエブロンザに出た、僕の論考です。すでに、6ヶ月以上経ったので、朝日新聞の許可を得て、ここにコピーします。
海外に学ぶ「いじめ」対策
文部科学省が大臣直轄の常設組織として「いじめ対応チーム」を発足させる意向を発表した。学校でのいじめ問題がようやく国レベルで本腰をいれて議論されるようになった。「いじめ(虐め)」は日本に限ったことではなく、世界各国で大きな教育・社会問題となっている。そこで、米国生活の長い筆者から、米国である程度の成功を収めている対策を紹介するとともに、日米の相違点を比較し、最適の方策を打ち出す一助としたい。
米国では「いじめ(虐め)」のことは“Bullying”とよばれており、その予防や対応策は学校など各組織で徹底しておこなわれている。筆者の知る多くの米国の学校では、特にBullying問題の専門家として国際的に有名なKen Rigby氏の提言に沿った方策がとられるのが基本で、ある程度の成果を収めている(Ken Rigby 氏のBullying問題に関する著書やDVDは多く出版されている:例えば「Bullying Interventions in Schools: Six basic approaches」Ken Rigby, ACER Press (2010))。
Ken Rigby氏は「いじめ」対策として以下の6つの提言をしている。
- 学校の全生徒に素行の基本姿勢を明確に示し、それに沿わない者には昔ながらの懲罰を科す。罰の例としては、他の生徒が帰宅した後も学校に残し監視のもと自習させる、自宅謹慎、生徒としての特権(文化祭・体育祭への参加、各種学生割引、など)の剥奪がある。
- 加害者に、「いじめ」をおこなったことを自覚させ、真摯に悔悟することを諭す。また、そうすることにより、被害者との良好な関係を再建させる。
- 全生徒に「いじめ」の被害者になった時に、毅然とした態度で立ち向かう具体的な方法を、実演を交えてコーチングする。加害者と被害者の間のパワーのバランス関係を逆転させる様々な方法を習得させる。
- 教員が、加害者と被害者の間で、何故争いになったのかを明確にし調停に入る。
- 他の生徒達を含めた集まりで、加害者に、被害者がいじめによりどのような精神的、身体的なストレスを受けたかを自覚させる。
- 加害者に、他のいじめ問題の解決に直接関わらせる。
日本でも、以上の6項目を参考に、家庭、学校、自治体、国などが一体となり「いじめ問題」の解決に乗りだして欲しいと切に願う。しかし、日本は、様々な民族、宗教、文化が混沌と交わる米国社会とは違い、比較的均一な社会構造であり、また日本独特の歴史・文化背景もある。その辺を考慮しながら、日本の現状にあった最適な方策を打ち出す必要があるだろう。
社会構造の多様な米国では、争いごとが日常茶飯事なので、紛争に「慣れて」おり、したがって、その解決にも、個々の生徒また教員・親を含めた大人たちが習熟している傾向にある。しかし、日本のように均一な社会では、皆が「同じように考え、同じように行動すること」が「当然」とみなされる傾向が強いため、些細な相違が紛争に発展する可能性が高い。「個々の違いによる争い」に「慣れ親しんでいる」米国人は、紛争は落としどころをみつけて解決するものと割り切っている傾向にある。一方、日本では「個々の違い=間違い・悪」という方程式が成り立つ場合が多く、紛争を解決するという方向に向かわず、違う行動をする人物を「いじめにより排除する」という方向にいっきに滑り落ちる傾向にある。
米国では、前述の「いじめ解決方法6ヶ条」に加えて、“Bystander intervention”により半分以上のいじめは防止・解決できると言われている。つまり、加害者と被害者以外の“第三者(Bystander)”が実際にいじめが行われている現場を見つけた場合に、毅然とした態度で、その行為を止めに入るということである。ここでは「毅然とした態度」というのが鍵になる。
しかし、残念なことに、日本では、この「第三者(多くの場合、他の生徒たち)による仲裁」が非常に起り難い。新渡戸稲造の「Bushido(武士道)」にあるように日本の封建社会は日本独特の文化であり、年齢的、身体的、精神的、物質的に優位な立場にある者が“家来”を集めることが容易に起こる。“家来”にならなかったその他の者たちは「見て見ぬふり」をする。江戸幕府が踏み絵を施行した時もそうである。世界大戦の時もしかりである。親分が家来を引き連れ、組織立って「いじめ」を平然とおこない、その他多くの民は「見て見ぬふり」をするということは、古来日本から引き継がれている悪い伝統のひとつなのかも知れない。
アンデルセンの童話に「裸の王様」というのがある。「王様、裸ですよ!」と毅然と言える人間(子供だけでなく、子供たちがお手本とする大人たちも含めて)が、日本社会にひとりでも増えることが、いじめの現場に遭遇した生徒による「第三者による仲裁」につながり、ひいては、それが「いじめ」問題解決の一翼を担うことになるはずである。
2013年5月10日金曜日
2013年5月10日
2013年のHHMIのInvestigators27人が選ばれました。
京大生物物理出身のYukiko Yamashitaさん(ミシガン大学)が選ばれています。Yamashitaさんは、2011年にマッカサーフェロー(通称、ジーニアス(天才)賞ともいわれている)にも選ばれています。
お二人とも日本人女性だということ。すばらしいですね。
その他、何人か、僕のアメリカの友人も選ばれていますね。よかった!
一方、こういうニュースを聞くと、私は、こんな日本の片田舎でいったい何をやっているのだろうと思う気持ちは、隠せないのは事実です、、、、残念ながら、、、。
2013年5月9日木曜日
2013年5月9日
2013年5月6日月曜日
2013年5月6日
2013年5月5日日曜日
2013年5月5日
2013年5月1日水曜日
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