2019年3月19日火曜日

2019319日【病と奮闘中】
V-iCliniXでは「知・もの・人づくり」が趣旨で、研究だけではなく、「人づくり」も重要な要素として寄付を頂いている。そこで、日本の若手研究者あるいはもっと若い世代(小中高生・大学生)の現状を自分なりに調査して、V-iCliniXでの今後5年半の計画を策定中。

そこで、分かったこと(今頃気づいたのか!と叱られそうですが、、、)は、長続きしないのが今の若い世代の現状。線香花火みたいに、一瞬キラッと光るような研究成果をあげる人たちは結構いる。でも、そういう人たちが、その後いつの間にか消えていったり、あるいは「きらびやかだけと趣味の悪い」研究に変貌したり、ってことが多い。


これは継続的なファンディングの希少さが問題なのかと最初は思ったけど、それは表面的なことで、本質的な問題ではなさそうだということが、調査をして行くうちに分かってきた。

本質的には、社会全体としてのメンタルな問題かと思う。社会全体として「ズル賢い」メンタルが蔓延していることが問題なのだと思う。正直言って、今のファンディングが劇的に増えたとしてもおそらく現状は変わらないだろうと思う。

社会のメンタル的な問題は厄介で、ある意味、国民性や文化とも直結しているので、これを変えるのはなかなか難しい、というか変わらないかもしれない。

ズル賢さにはズル賢さで対抗するという現状。悪循環。ズル賢いことが当たり前の社会だと、ズル賢さは遺伝する(継承される)。

という訳で、現在、この病を打破する「知・もの・人づくり」計画の作成に奮闘中。

2019年3月18日月曜日

2019318日【勘違い】
大きな組織や大勢のチームの上に立つような身分になると、自分が「偉くなった」と勘違いする人が多い。これはなんなんだろうといつも思う。人間の本能なのか、なんなんだろうか。社会性を持った動物の本能だろうか。

これは「偉くなった」のではなくて、単純に、組織やチームの中であるひとつの役割を持たされただけなのだけど。リーダーシップとかいうと聞こえは良いけど、数多くある役割の単なるひとつ。

個人的にはリーダーシップって言葉、あんまり好きじゃない、、、。

2019年3月8日金曜日

201938日【バブルと多様性】
日本では1990年代に金融バブルが起こって弾けたのだけど、今の日本でも金融以外のいくつかでバブルに向かってまっしぐら、そしてそれが弾けた後の長〜い暗黒の世界が待ち受けてることは誰もが薄々感づいているけど、何も変わらない(きっと、みんなどうしていいか分からないのだろう)。

何事も多様性が必要で、多様性がないとバブって、それが弾けた後は長〜い暗黒の世界に突入。日本には、どんなに言い訳をしようが、多様性は無きに等しい。

世間一般的には「多様性」とか「個性」とか流行っているけど、日本の社会構造や文化がそうなっていないので無理。面積だって多様性が自然発生するには小さすぎる。

じゃあ、どうしたらいいの、ってことになるけど、世界っていう大きなネットワークの一部になるのが唯一の方法じゃないだろうか。結構難しいと思うけど。時間が解決するしかないかも。こういうのは、大きな出来事が起こって無理やり変わるか、あるいは長〜い年月をかけて自然発生的に変わるかしかない。

まぁ、そうでもなければ、日本はレジャーランド化して、「おとぎの国」に徹底して、その道で生き残りをかけるか、、、。

どうなるでしょうか?