2010年6月30日水曜日

2010年6月29日

もうすぐ参院選。僕は、日本に帰って来てはじめての選挙。僕は、この選挙を非常に真剣に受け止めていて、色々な候補者の情報を集めている。25 年前、僕が日本にいた頃に比べると、情報は集め易くなっているし、国民もかなり真剣に政治に関心をもっているように僕は思う。これは良い事だと思う。これ から、もっと情報を収集して考えないといけないけど、現時点では民主党の候補に投票するつもりは全くない。僕は、民主党が与党になる前から民主党の政策に は色々な面で反対だった。そして、与党になって、やっぱりという感じだ。かと言って、ベターな政党があるかと聞かれると、なかなか素直にドコドコの政 党のほうがベターといえる政党は今のところない。残念、無念だ。ということだから、もっと色々と正確な情報を自分で集めて、マスメディアやまわりの“お祭 り”に惑わされたりしないで、しっかり自分の頭で考えて、どの候補に投票するかを決めようと思っている。

2010年6月29日火曜日

2010年6月28日

日本は梅雨の真っ只中。去年のこのごろはまだNew York と日本を行ったりきたりしていたので、6月のほとんどはNew Yorkだったので、日本の梅雨はほとんど経験せずにすんだ。だから、今年が24年ぶりにはじめて、日本の梅雨をもろに経験していることになる。はっきり いって、体調がいまいち良くない。まあ、数年日本にいれば慣れるのだとは思うけど。 梅雨に入って、先々週くらいから、身体の調子が本調子でない。研究に支障が出るほどではないけど、朝のトレーニングの調子がいまいち良くない。 からだが重く、血の巡りが良くないし、耳鼻科系の調子も良くない(ぼくは、結構耳鼻科系が弱い)。今週末は金曜日から軽井沢での医学系の研究会に参加する ので、少し涼しいところで元気が取り戻せたらと思う。朝の涼しい軽井沢で少し長めに山道を走ってこようと思う。

2010年6月27日日曜日

2010年6月26日

今日は少し話題を変えます。 僕の身近に何人か研究成果(研究レベル)は大したことないのに、なぜか研究費だけは沢山とって来るし、なんか訳の分らない賞だけはとって来る し、よく学会をオーガナイズして偉そうな顔をしている研究者の方々がいる。日本にもアメリカにもいる。僕の今一番身近にいる人は、研究成果が大したことな く、自分の目指す研究レベルに到達しないので、せめて研究費を沢山とって来て、賞を貰って、学会のオーガナイズをして、これらで自分の低い研究レベルをマ スクしようと必死。こんな可哀想な人がいる。このような研究者の方とは僕は出来るだけ関わりたくない。
逆に、研究成果も一流で、研究費もどんどんとって来る研究者の方も何人か僕の身近にいる。このような人は尊敬する。立派だと思う。
僕は、前者のような研究者にだけはなりたくない。だから、そのような方は出来るだけ適当にかわして、関わらないようにしている。やはり、研究の レベルの高さがそれ以外の全て(政治力、資金力、人力、教育力など)をDriveして行くような研究体制をつくって行かないとダメだと思う。
でも、教育一本というやり方もあってもいいと思う。アメリカで、教育に専念して、トップレベルのユニークな教育システムですばらしい若い学生た ちを沢山育てている教員をぼくは多く知っている。このような教員は教育のための研究を活発にやっている。僕は、このようなタイプの大学教員が日本には少な いように思う。僕自身は上述したように研究が教育をひっぱていく体制なので、このようなことは出来ない。 でも、このような教員が日本にもう少し多く出て きて欲しい。

2010年7月26日

昨日(25日、日曜日)にはNew York州のLake Placid というカナダに近いところの山の中の町でIronman Triathlon レースが行われた。Lake Placid という町は冬季オリンピックが二回開かれた町で、山と湖のきれいなところだ。僕はここで毎年開かれるIronman Triathlon レースに2005年から2008年まで毎年出場していた。レースコースは先ず3.8キロの水泳をMirror Lake という湖で泳ぎ、その後、アップダウンの激しい山の中のバイクコース(約190キロ)を自転車で走り、最後は42.2キロのフルマラソンである。バイクの コースは厳しい上りがいくつか連続であり、かなりの難関コースとして知られている。 2009年から日本に帰って来てしまい、このレースには帰国以来、出ていない。とても懐かしい。毎年、レースのある一週間はバケーションも兼ね て、Lake Placid のMirror Lake沿いにあるリゾートに泊まっていた。毎年、湖のまん前で湖が一望出来る部屋をとって、心気一転出来た。もちろんレース後の身体はボロボロになるの だけど、それがまた、気分転換になる。問題は凄くお金がかかることだ。このような部屋だと、一泊一部屋$500(約4万5千円)かかる。だいたい、レース 前後合計10日くらい泊まるので、合計$5,000(約45万円)宿泊費だけでかかることになる。Lake Placid まではマンハッタンから車で4時間くらいなので、毎年車(スバルのOutback)に自転車を積んでLake Placid にマンハッタンから行っていた。
まあ、一年に一回なので、45万円もOKだ (今の日本の大学での安月給だとかなり痛いけど。。。)。今はトレーニング不足なのでIronman レースには出れないが、またいつの日か出たいと思う。先ずは日本での研究を世界のトップにもっていってからだ。

2010年6月26日土曜日

2010年6月25日

(昨日の続き)
定年について色々と僕の思うことを書いたけど、実際に僕はどうしようと思っているかを、今思うところを書いてみる。
僕は、今47才なのでもし今のままの強制的定年が日本の大学で続くとすると、NAISTでは定年が今のところ65才なので、僕は後18年ある事 になる。正直いって、僕は研究は大好きだし、若い人達を育てることも続けていきたい。だから、自分が身体的に元気であった時に、65才で研究・教育から離 れることは出来ない。でも、僕は自分の性格からして、すでにあるシステムに自分をうまくあてはめていくということは、とても苦手だし、へたくそ。だから、 65才になった頃に、すでにあるシステムに自分をうまくあてはめて、なんとか研究・教育で生き延びていこうといった裏技はとても出来ないように思う。だか ら、自分が新しいシステムをなんとかつくって、そこで頑張るか、あるいは自分にあうシステムをなんとか誰かにつくって貰って、そこで研究・教育をやってい くということになると思う。別に、大学で無くてもいい。企業または民間の研究機関でもいい。というか、こういったことは、企業や民間のほうが融通がきくよ うな気がするし、国の機関よりもっとダイナミックなことが出来るような気がする。
今日のトレーニング:
午前6時30分
Run: (45:00) マンション~大阪城公園 LoopX2~マンション (Easy run)
筋トレ:(40:00)全身

2010年6月25日金曜日

2010年6月24日

昨日の続き。 しかし、前にも書いたように、日本の大学の先生方は雑用が多い (というか、僕からすると、どうも雑用を他人に任せるということが出来ないで、自分できちんと責任をもってやらないと気がすまない先生が多いように思う) ので、それこそ、60才を超えた頃には、普通の先生方はもうへとへとに疲れきっていて、定年するのが待ちきれないのかも知れない。
でも、そのような疲れきった先生方ばかりではなく、血の気の多い60才をゆうに超えた先生方も結構いらっしゃる。また、血の気は多く無くても、 サイエンスが楽しくてしょうがない60才をゆうに超えた先生方も結構いらっしゃる。このような先生方に定年を強制的に強いるのは酷だと思う。ラボを維持す るには研究費がないとしょうがない。でも、本人を強制的定年という制度で追放するのはどうかと思う。まあ、日本の大学(特に国立大学)は貧乏だから、経費 的にもギリギリのところでやっているので、難しいところも色々あるのだと思う。
まあ、僕的に考えると、どうしてもしょうが無ければ、研究の実績、実力があれば、海外の大学、研究所に移るということもありえなくはない。で も、僕のアメリカでの経験からすると、55才~60才を超えて、アメリカでポジションを得るには、結構Department Chair、Dean、DirectorとかいったAdministrativeなDutyが沢山あるようなポジションがほとんどになって来るので、日本 にそれまでずっといた先生方には(いくら世界でトップの研究をしていても)、このようなポジションをゲットするのはかなり難しいと思う。
(明日に続く)

2010年6月24日木曜日

2010年6月23日

今日は朝から雨でトレーニング無し。 さて昨日の続き。
日本の国立大学だと中々僕がいっているようなことは難しいと思う。やはり、大学がどんどん民間からの寄付を集めて来て大学を運営して行けるようにならなけ れば難しいと思う。でも、日本にはそんなに大金持ちで寄付精神にとんだ人を多くないし、海外のそのような人たちは日本の大学に寄付するわけないし。。。。 難しい。 もうひとつの問題は、60才を過ぎて来ると、それらの研究者の研究費申請がとおりにくいという事もある。これは、審査委員のほうが、研究者の年齢により、 後何年で定年といったことを審査のCriteriaに意識的でもないにしろ、如何してもその事実に影響されて審査してしまうという紛れもない事実があると いうためだと思う(違うかも知れないけど - ただ単なる僕の想像です。)。やはり、日本の大学において「年齢による強制的定年」というシステム、また「年齢」による差別を排除して行く事からはじめな いと行けないと思う。
(明日に続く)

2010年6月23日水曜日

2010年6月22日

(6月21日からの続き)
定年を超えていても、やはり、一回研究費の審査に落ちたくらいで、ラボを閉じなければ行けないのは、厳し過ぎ。もう二回くらいチャンスをあげてもいいと思 う(もちろん、その間、大学が研究費をサポートしないといけなくなるが。。。。)。それに、万が一、ラボを閉じても、本人が教育などに熱心なら、教育専門 教授でいて貰うのも良いかも知れない。それに、毎日若手の研究者、教員は、廊下での立ち話をすることで、(一時は世界トップの研究をしていた)年配の教授 から学ぶことは沢山あると思う。僕も、アメリカで教授をしていたとき、70才をゆうに超えた「もと世界トップ」の研究者の方々と近くのバーに飲みにいった り、食事にいったり、廊下で立ち話をすることで、とても沢山のアドバイスを貰ったし、これらは僕の研究者・教育者としての成長にかけがえのないものだっ た。
(続く)
今日のトレーニング:
午前7:00@Konami
筋トレ: (45:00) Whole Body (mainly w/ free weights)
Swim: 1250 meters (25:00)
500 free w/u
100 kick
100 single-arm drills
200 p/p
100 kick
200 p/p
100 free

2010年6月22日火曜日

2010年6月21日

(6月18日からの続き)
現在、定年を超えても日本で大学等に研究室をもって研究を続けていらっしゃる大物と呼ばれている先生方がいる。その多くの先生方は確かに世界的にもそれな りの評価を受けているし、現在でも研究成果をバリバリ出されている。外部研究資金もとって来ているので、その研究費でやっていけるのであれば、大学等で研 究を続けるのはOKですよということらしい。僕は、それはそれでいいと思う。問題は、その外部研究資金が切れた時である。僕の知っている限り、外部研究資 金の切れ目が縁(宴?)の切れ目ということで、研究室を閉じなければならない。でも、何人かの大物先生たちは、まだバリバリ研究成果が出ているのに、研究 費の申請が通らなかったりすると、激怒するし、納得いかない。僕は、研究費の審査も人間がやるので、間違いだってあるし、公平な審査自体無理。人間だか ら、研究テーマやアイデアが面白いかどうかは、客観的に審査出来るわけがない。また、審査員の何人かは申請書自体ろくに読まないで審査をするかも知れな い。僕はそれも残念だけど、そのようなことがあってもおかしくないと思う。アメリカのNIHの審査でもこのようなことはよくあることだ。だから、そのよう なことが起こったからといって、ぶつぶついうのはよくない。潔くあきらめるか、山にでも登って気をとり直すしかない。他の研究費を狙ったり、翌年もう一度 トライして、神に祈るしかない。
しかし、問題は、定年を超えている先生方だと、研究費が終わるとラボを閉じないと行けないという現状である。(明日に続く)

2010年6月19日土曜日

2010年6月18日

(6月15日からの続き)
その点、日本では、そこまで審査とかセレクションを受けないで、「たまたま」教授になれた教員、またはTenureといっても、かなり「柔な」審査で Tenureをとった教員もいる 。そのような状況なので、60才~65才で強制的に定年させられるというのも、ほんとうに実力のある若い研究者のためには良いことなのかも知れない。 しかし、60才~65才を超えても、ほんとうに世界トップレベルの研究・教育を維持して、新しい研究分野に挑戦している教授もいる訳で、そのような先生方 に、定年して、そんなトップレベルでもない(また、将来その可能性も低いと思われる)若い研究者に教授のポジション・研究室を譲れというのも、理にかなわ ないと思う。
(続く)

2010年6月17日
今日のトレーニング:
Run: マンション~大阪城LoopX3 (1:00:00)
22:00w/u
20:00 Tempo
w/d
筋トレ: 15:00 (Core中心)
2010年6月16日
今日のトレーニング:
無し。

2010年6月16日水曜日

2010年6月15日

日本の大学・研究機関は定年“させられる”。つまり自分がRetireする時を決めるのではなくて、各機関で定年する年齢が決まっている。アメ リカでもNIHなど国立の研究機関だと定年があると聞いている(ちょっと不確か)。でも、アメリカの大学では(少なくとも今まで僕が所属したいくつかの大 学では)定年する時期は自分で決める。だから、僕の分野(医学・生命科学)では60台はもちろん普通にラボを活発に運営しているし、70台の研究者も数多 くいる。さすがに80台もいるけど、うようよというほどはいない。でもまあまあいる。逆に、人によっては早々と研究に見切りをつけて60台でRetire して、教育や政治また趣味などで第二の人生を始めるひともいる。基本的にはTenureをとっていれば大学に給料付きで死ぬまでいられる。僕は36歳の時 にUniversity of Texas Southwestern Medical School でTenureをとったので、基本的にそこの大学には給料付きで一生いられるわけである。もちろん、外部研究資金が続かなくなると、給料こ そ保証されているけど、研究室は閉めざる終えなく、大学の教育、Administrationなどを多く受け持つことになる。だから、Tenureは一生 研究・教育で食っていけるということがかなり確実な研究・教育成果また、将来性のあるヒトでないともらえない。そういう訳で、審査も内部・外部でしっかり おこなわれる。(明日に続く。。。) 今日のトレーニング:
7:00AM @ Konami
Weight Training (whole body) mainly free weights (45:00)
Swim (25:00) 1200
400 Free (w/u)+100kick+100 single-arm drills+200 p/p+100 kick+200 p/p+100 Free

2010年6月15日火曜日

2010年6月14日

Run: マンション~大阪城South Loop (Out-back)w/ hill repeats x10 (54:00)
筋トレ: Core 中心 (10:00)
今日のトレーニング:

2010年6月14日月曜日

2010年6月13日

6月3日のエントリーで僕は「生物学」を一度も面白いと思ったことはないと書いた。誤解があるといけないので、ここに書いておくが、僕は「生物 学」を面白いと思っていないだけで、「生物」は面白いと思っている。ただ単に、現在の「生物」とか「生命」を理解するための方法に満足してないだけだ。 今日も朝、寝坊してしまった。起きたら6:00過ぎていた。5:00に起きて雨がふるまえに沢山走っておこうと思ったのに、走りはじめたのは7:00になってしまって、少ししか走らなかった。月曜から気を引き締めなおそう。
今日のトレーニング:
午前7:00
Run: マンション~大阪城公園~淀川 (往復) 1:06 (easy run)
筋トレ(Coreを中心)15:00

2010年6月13日日曜日

2010年6月12日

昨夜は研究仲間の方と大阪の寿司屋でVentした。 とても楽しかった。と言う訳で、朝ゆっくり寝て8:30まで寝ていた。9:30くらいから自転車で生駒山を上ってれから柏原市の方をまわって家に帰って来 た。気持ち良かったけど、まだ乗り足らない感じ。やっぱり、自転車は5~6時間くらい乗らないと、運動した気にならない。 トレーニング:
午前9:25
Bike: 2:30 (easy ride)
マンション~生駒山(暗がり峠)~柏原市~マンション

2010年6月12日土曜日

2010年6月11日

昨夜、家に帰って来るのが少し遅かったので、遅くまで寝た。というわけで、トレーニングも午前6:50からはじめた。昨夜は、若い人たちから色 々と話しを聞けてとても良かった。今日の夜は研究者仲間と大阪で夕食を一緒にとる予定。今夜は、日本でのラボの運営に関して、沢山のアドバイスを貰えたら と思う。 今週は、火曜、水曜、木曜と外食が続いて、夜も遅くなったので、トレーニングも全然出来ていないので、体重、脂肪が気になって、今日の朝、計っ てみたら、体重64.5キロ、脂肪12.3%と増えてしまっていた。今日の夜も外食できっとお酒も飲むので、どうしよう?歩いてお店まで行くかな。。。。
この週末はちゃんとトレーニングしようと思う。
今日のトレーニング:
朝6:50
マンション~大阪城ループ(2x)easy run (44:00)
筋トレ(肩まわり、上半身、腹筋)(30:00)

2010年6月11日金曜日

2010年6月10日

前に日本は子供の(つまり、幼稚な)社会だと書いた。これは、昔からよくいわれていることで、なにも今始まったことではない。その原因を考えて みると、1つにはモラル(道徳)の低さから来るのだと思う。それで、よく学校でのモラル教育の大切さといわれているけど、これは本来、親が家庭でするもの だと思う。やはり、どんな仕事に将来就くにしても、しっかりした、モラル、倫理観をもった、Gentlemen・Gentlewomenの大人になる必要 があり、それが、ひいては大人の社会づくりにつながると思っている。でも、 問題は、今現在の大人たちのモラル、倫理観、責任感がとても低いということだと思う。このようなダラシナイ大人たちを見て子供たちは育つので、立派な大人 に育つはずがない。 僕も、大学で学生さんたちを教育しているし、また地元の高校生さんたちに接する機会も多い。だから、自分が高いモラル、倫理観、またしっかりした責任観をもって行動しないといけないと、常に思っている。自分の行動をもって、若い人達にメッセージを伝えて行こうと思う。
今日のトレーニング:
朝6:30
マンション~大阪城ループ(2x)easy run (45:00)
筋トレ(腹筋のみ)(15:00)

2010年6月10日木曜日

2010年6月9日

昨夜は、ある方と夕食を一緒に食べながら、とても有益な研究、キャリア、人生に関する多くのアドバイスをもらった。別れた後も、これらのアドバ イスを頭のなかで何度も反復して、考えをめぐらせた。一生、僕の大切な宝物になりそうな有益なアドバイスが沢山あった。夕食をしたお店も、料理も、良かっ たし、そのあといったスナックもとてもリラックスして話しができた。 僕は両親から、かなりほったらかしにして育てられたので、あまりというか、ほとんどアドバイスといえるものを親から貰っていない。どちらかとい うと、両親の行動、発言、背中を僕なりに観察して、自分なりの姿勢みたいなものを身につけていったように思う。両親はその僕なりの姿勢をかげでずっと見 守ってサポートしてくれたし、今でもそう。昨夜、夕食を一緒にした方は僕の父親と同じくらいの年齢で僕が凄く尊敬している方。だから、僕的には、自分の父 親から、今まで貰ってなかったアドバイスを沢山もらっているみたいにも感じた。もしかして、僕はファザコン?

2010年6月9日水曜日

2010年6月8日

NAISTに来てすでに一年過ぎるけど、ラボの運営・大学院生の教育に関してはまだ思考錯誤が続いてる。ラボにいる人達、事務のシステム、日本 の大学院生、など色々なことがアメリカとはかなり違う。4月から新しい大学院生(佐藤研2期生)が入って来たので、人の数も増えたし、色々なところを変え た。でも、ラボの運営、大学院生の教育という面に関しては、いまいち上手くまわってないように思う。どうも日本はヒエラルキーの社会が人間関係に浸透して いて、アメリカのような個人主義的なところを前提にしたラボの運営は上手くいかないような気がしてきた。今週は色々な人に会って話しをする機会が沢山ある ので、このことに関して相談してみようと思う。

2010年6月8日火曜日

2010年6月7日

最近、凄い勉強意欲がある。それも半端ではないくらい、貪るような勉強意欲。いくら時間があっても足りない。僕は日本での研究発進はこれから5 年が勝負だと思っているので、研究第一で頑張る。ポスドクも新たに2人雇うことにした(HPのTOPを参照)。やはり、僕の日本(NAIST)での理想の 研究・教育体制は僕(教授)、助教2人、ポスドク6~8人、Administrative Assistant 1人、ラボマネージャー(修士または博士レベル)1人、テクニシャン2~3人、大学院生15~20人、高校生2人くらいが僕の経験からして(アメリカでの ラボ運営からの経験なので日本で通用するかは分らない)、ベストかなと思う。このレベルのラボを常に維持していくには、まだまだ研究費が不足なので、もっ と研究をがんばって研究費をかき集めてこなければと思っている。

2010年6月5日土曜日

2010年6月4日

昨日は色々な方々と沢山話しをする機会が沢山あった。とても多くのことを吸収したし、学んだ。やはり、色々な経験、意見、考え方をもった人たち と話しをするというのは、とてもいい。いろんなアイデアが出てくるし、多くのことを学べる。昨日話しをたくさんして学んだことやアイデアを実践にこれから 役立てていこうと決心した。これから、ほんとうに色々なことができそう。来週も多くの方々と沢山話しをする機会が幾つかあるので、沢山吸収して、自分の人 間、サイエンティストとしての成長に役立てていこうと思う。

2010年6月4日金曜日

2010年6月3日

実は、僕は生まれてこのかた、一度も生物学を面白いと思ったことはない。だから、高校でも生物は勉強してなく、物理と化学をとった。僕は、生物 学の博物学、分類学的なところにはあまり魅力を感じない。実際、いわゆる一般にいわれている遺伝学、細胞生物学、分子生物学などは博物学、分類学の一部で しかないと思っている。僕は、超定量的人間なので、一般にいわれている生物学では満足行かない。生物学、分子生物学、発生生物学などを学んだ人なら分るけ ど、ほんとに博物学、分類学で、よくても幼稚な定量概念しか組み込まれてない。例えば、細胞の移動(Migration)にしても、何の分子がどのように 働いて細胞の移動を制御しているかが生物学の焦点で、否定量的。よくて、細胞移動のスピード、方向が話題になる程度。そこで、最近は生物学に少し定量的な 概念、手法を持ち込んで研究がおこなわれているけど(生物物理やシステムバイオロジーなど)、生命の根本的なところの理解に関しては、未だに改革はおきて ないと僕は感じている。 偉そうなことを書いたけど、僕の研究も未だに「生命の根本的なところの理解に関しての概念的改革」にはおよんでない。あと20年以内に達成出来るだろうか?
追伸
以前(4月)に書いた、200%の努力をして準備して臨んだ大切なプレゼンの結果が今日来た。とても良い結果だった。これはとても責任重大なことなので、200%の意気込みでこれからも臨むつもり。もっと良い結果をこれから出して、もっと上を目指す。

2010年6月3日木曜日

2010年6月2日

僕は科”学者”を目指しているし、科”学者”を育てる教育をしている。でも、日本の大学(院)教育(特にバイオサイエンス)は多くの場合、科” 学者”を育てる教育では無くて、科学”技術者”を育てる教育だと僕は感じている。だから、日本の理学博士をPh.D.と英訳するのはやめてほしい。 多くの場合、 D.Sc.(Doctor of Science)とか、D. Eng. (Doctor of Engineering)だと思う。サイエンスの発展には両方必要なので、日本でも科学”技術者”だけでなく、科”学者”も養成してもらいたい。 でも、日本の大学には科学”技術者”のほうが科”学者”より多いので、科”学者”を育てる教育は難しいのかも知れない。

2010年6月2日水曜日

2010年6月1日

今日は健康診断の日。 僕は胃のレントゲンもとってもらうので、昨夜から胃を空っぽにするために、絶飲絶食。だから、今日の朝はトレーニング出来ない。トレーニング中とか後に、 水を飲まないとDehydrationしてしまう。ここまで、医学が発達したのだから、もっと手軽に自分で健康診断出来る、なにかポータブルなものをつ くって欲しい。朝から、いい歳したオッサン連中が列をなして並ぶ風景はちょっと勘弁させてほしい。 僕は何事も列をつくって並ぶのが大嫌い。食堂で食事のために列をつくるのとか、空港のチケットカウンターで列をつくるのとか、スーパーマーケッ トのレジで列をつくるのとか、何でも列をつくるのは勘弁させてほしい。別に、待つのが嫌なのでは無くて、列に並んでる大勢の一人になるという事実が耐えら れない。出来れば、整理券をもらって、自分の番がきたら携帯電話に連絡してくれるというふうにしてもらいたい。そうすれば、自分の番が来るまで、列に並ば ないで、別のことで自分勝手に時間をつぶせるし。

2010年6月1日火曜日

2010年5月31日

この週末に結構食べたので、今日の朝、体重と皮下脂肪を計った。土曜日に2時間走って、日曜日の朝に筋トレしたおかげでか、一応体重も64キロ で皮下脂肪も11.6%だった。そんなに増えてなくてホットした。でも、アメリカにいたときの皮下脂肪一ケタ(7%~9%)にはほど遠い。悪いことに、最 近は体重も皮下脂肪もそんなに増えていないのに、おなかの奥のほうになんとなく脂肪がつきはじめているのが分る。それに、からだのいろんな所の皮膚がたる んできているように見える。とうとう、僕も老人の仲間入りかも知れない。僕は今47才だけど、やはり40後半になると壮年あるいは老年の粋に入るのだろう か。。。。残念だけど、こればかりはどうしょうもない。 せめて、壮年や老年と胸をはっていえる人格、資質、貫禄、リーダーシップ、ユーモアだけは最低限持たなくてはと思う。それがないと、ほんとにタダのショボくれたジジイになってしまう。