2017年1月30日【天下り問題】
世の中では、文科省とかの行政機関から大学への天下り、出向による国の大学植民地化、とか取りざたされていますが、日本では国立大学を定年退職された先生方が定年年齢が遅い私立大学に教授とか学長でいくというのは、ほぼ当たり前になってます。これも大学に順列のある日本では「天下り」だと思うのですが。
日本では、民間企業でも、グループ会社で、出向とかで、親会社が先導してグループ会社や子会社(たとえそれらが独立した株式会社としても)をうまく使って人材を回し使いしているわけだし。
病院が関連病院間で人材を回すのも同じことですよね。
つまり、「個より組織を優先し、組織に帰属する」ということが根強い日本だからこそ、終身雇用が当たり前になっているわけで、その前提に立てば、天下り、出向、組織間での人材の回し使い、は変わらないでしょう。
変えたいなら、「個より組織を優先し、組織に帰属する」という日本人の気質や日本社会が変わらないとならないですが、これは変わらないので、天下りがどうの、出向がどうの、口利き気がどうの、とか言っても、変わらないと思うのですが、、、。