2009年10月2日金曜日

2009年10月ミカンの日

お金とひとをかければ絶対できる研究はアメリカに任せとけば良いという意見もある。いくら日本ががんばっても、研究費と研究者の”量”ではアメ リカとは競りあえるわけはない。もっと違うところでがんばれば良いのである。今、日本の研究・教育の評価(内部評価、外部評価)というものが流行ってい る。僕が知る限り、多くの評価の仕方・基準はアメリカのまね。アメリカの価値観で日本の研究・教育を評価してもアメリカのハワイ大学分校が日本にできるだ け。
日本の価値観を時間をつかって造り直さなければいけないのだけど、今の日本を動かしている世代(30歳~60歳)の多くが知らず知らずのうちに「アメリカの価値観」を小さいころからたたき込まれているので、どうしていいか分からないのだと思う。
ではどうしたらいいのだろう。僕が思うに、そのヒントはVincent Van Goghの絵にあると思う。Vincent Van Gogh の幾つかの絵をじっと数時間見ていると、僕はこどばでは言い表せないけど、体で体感できたように思う。これをヒントに得られる体感(答え)はヒトそれぞれ だと思う。でも、Vincent Van Goghの絵を食い入るように見ると、自分の世界観、その世界の価値観が体を通して見えてくるような気がする。このように、自分の世界観、その世界の価値 観を多くのヒトがぶつけあって新たな世界観、価値観を長い年月をかけて創っていける世の中に早く日本がなってくれればなと切に思う。