このことは、僕も過去3年間しつこく言っていること。いい加減、手取り足取りの海外研修はやめて欲しい。
現在、海外へ集団で語学研修・ラボステイに派遣するのに、NAISTバイオサイエンス研究科では、学生ひとりあたり35万円弱使っている。そこで、上記のことをふまえ、僕は以下の案を提案する。
学生1人あたり約35万円の予算を与え、英語で研究出来る能力をつけるために使わせる。どのように、使うかの計画書を学生一人一人に作成させ、それを教員でつくる委員会で審査し、認められた者に、その予算で計画を実行させる。計画書には、具体的な学習計画 (海外の共同研究ラボ滞在、国内外の語学学校、など、学生ひとりひとりの能力によって様々でよい) 以外に、必ず、具体的な最終目標(例えば、TOEICの具体的な目標点、など) と、その目標を何時までに達成する、という2点も明確に提示させる。その目標に、期限までに、到達できなかった場合は、単位を出さない。
如何でしょうか?
この案に対する批判のひとつとして「最近の学生さんはお子さまだから、とてもまともな計画書はつくれない」というのがあると思う(過去3年間の経験から、このての批判・意見がでてくるのは容易に想像できる)。
しかし、いつまでも学生(大学院生)を子供あつかいしていては、いつまでも子供のままで、じぶんひとりではなにも出来ない若者が増えるだけである。