2012年6月21日木曜日

2012年6月21日

アメリカにいた時は、僕はまわりから常に「こいつは次はどんな凄い事をやるのだろう」「今、どんな面白い研究しているのだろう」という風にみられていた。職場以外でも、多くの人たちは、「なにか面白いことはないか」「なんかすごいことないか」というメンタリテイ-でまわりをみている。

しかし、日本では、「こいつは次にどういう悪いことをするか」「次にどういった間違いを起こすか」「ちゃんと規則を守っているか」という目でまわりをみている人が多いような気がする。これじゃ、みんな萎縮していまうし、ダイナミックなことは望めない。

こう考えると、ラボでも、学生さん達や、研究者の人達を、「次はどんな間違いをしでかすのか」「次は何をやらかしてくれるのか」といった目で「監視」していたのではなかなか良い研究は望めないと思う。

僕も、この辺は気をつけているつもりだが、ついつい「出来ない(出来ていない)こと」に“過度”に意識が集中している空気を漂わせてしまうことがある。気をつけねばと思う。