http://mrflip.com/pix/emery/ emery.html
彼が、テキサス大学の学部生3年生(Junior)のときに、僕 が教授をしていたUniversity of Texas Southwestern Medical SchoolにSummer Undergraduate Research Fellow (SURF)として選ばれ、僕のラボで一ヶ月ほど研究をした。と ても、優秀、勤勉、そして高い向上心をもった学生さんだった。S URFが終わった後も、頻繁にコンタクトをとり、将来は臨床をし ながら研究もしたいということで、University of Texas Southwestern Medical Schoolの医学部に応募し、合格した。
将来は、臨床と研究を通じて多くの人たちの命を救いたいといって 、僕のいるUniversity of Texas Southwestern Medical School医学部に入学し、勉強、研究をすることをとても楽し みにしていた。
しかし、4年生のときに白血病になり、2年ほど、病気と闘ったが 、帰らぬ人となった。University of Texas Southwestern Medical School医学部には合格していたが、入学式にも出れないまま 天国へ旅立った。
僕は、彼の闘病中、なんども病院、実家へ足を運んでいた。葬式に もでた。葬式のとき、彼の学部のときの同級生たちが沢山きていた 。僕は、その一部の学生さんたちしか面識はなかったが、僕が、葬 式が終わって帰ろうとしたところ、学生さんたちなかのひとりの女 の子に呼び止められた。
彼女:「Tom先生、今日は、ありがとうございました。ちょっと 、みんなを呼んでくるので、すこしだけ待っててください」。
そして、葬式に来ていた同級生の学生さんたちがみんな集まって、 彼女がみんなを代表して、僕に、「Emeryは、いつも、わたし たちに、Tom先生の自慢をしてたんですよ。Emeryはいつも 、『Tom先生は、凄いひとだ。凄い研究してるし、いろんなこと 知ってる。僕は、Tom先生みたいな研究者になって、いろんな人 たちの命を救うんだ。』と、皆にいいふらしてたんですよ。なので 、今日、同級生のみんな、Tom先生に会えて、とても喜んでます 。ほんとうに、ありがとう。」そう言って、彼女は僕とhugをし て、そのあと、すべての学生さんたちが、それぞれ、ひとりずつ、 僕にhugをしてくれた。
僕はNAISTにきて、僕が言い出しっぺでSURFを始めたのに は、Emeryと、彼の友達、彼の家族への思いもこめたものであ った。でも、残念ながら、NAISTでは、SURFに関わること は二度とないと思う。これからは、SURFとは、別の新たなシス テムをつくって、優秀な学部生さんたちと、僕なりに関わっていこ うと思う。
彼が、テキサス大学の学部生3年生(Junior)のときに、僕
将来は、臨床と研究を通じて多くの人たちの命を救いたいといって
しかし、4年生のときに白血病になり、2年ほど、病気と闘ったが
僕は、彼の闘病中、なんども病院、実家へ足を運んでいた。葬式に
彼女:「Tom先生、今日は、ありがとうございました。ちょっと
そして、葬式に来ていた同級生の学生さんたちがみんな集まって、
僕はNAISTにきて、僕が言い出しっぺでSURFを始めたのに