2016年7月12日【研究にどっぷり】
長年いろいろな研究者を観察して思うことの一つに、「研究にどっぷり浸かる」ことは必須かなと思う。研究にどっぷり浸かったからといって必ず大発見ができるわけではないけど、研究にどっぷり浸かっていないと、大発見はない(例外的にまぐれの大発見はあるけど)。論文もたくさん発表して研究費も沢山とってきても研究にどっぷり浸かっていない研究者の研究は、所詮そのレベル。一方、論文数は大したことないし、研究費も必要最低限程度だけど、研究にどっぷり浸かっている研究者の研究はやはり深い。最近は、前者を目指している研究者が極端に増えているし、そういうサイエンスをするように若い頃からトレーニング(教育)あるいは周りに影響されている、というのが僕の印象。