2017年3月30日【線香花火】
今大きく咲いた(咲いている)研究成果の多くは、一つのことをじっくりと、そして執拗に、また継続的に攻めまくった研究が多い。でも、最近は、チョコチョコチョコチョコといろんなテーマの研究を複数いったりきたりして、小さな成果が出たらそれらを宣伝することに翻弄されているケースが非常に多い。これじゃ、たとえうまくいっても、いろんな色・いろんなパターンの「線香花火」がたくさんあっちこっち光っては消えていくという繰り返しにしかならない。
これは、研究に限らず、今の社会のいろんなことにも当てはまると思う。もっと、落ち着いて、一つのことをしっかり地に足をつけてじっくり進めることができる環境がないとダメでしょう。