2022年8月5日金曜日

2022年8月5日【困難・試練】 #Challenges

 202285日【困難・試練】 #Challenges

 

これまでの60年弱の人生で、研究でも個人のレベルでも小さな困難や試練は毎日あるのだけど、大きな(その後の人生を大きく左右しかねない分岐点みたいな試練)困難や試練が約5年毎くらいにやってきていると思う。

 

大人になってからだと、

1994年〜1995

2003年〜2004

2008年〜2009

2012年〜2013

2017年〜2018

2022年〜今

 

振り返ると、これらどれも、研究と個人レベル両方の困難や試練がいっぺんに起こっていた(今のもそう)。

 

そして、これらどの時も、ひたすら目の前の困難を解決するために無我夢中で全力でもがいた(今もそう)。

 

そういうもがきが半年〜1年間くらい続いて、ある時、突然目の前に大きな扉が現れて、それがパッと大きく開いて大きな光が僕を照らす。

 

その扉は、突然目の前に現れて、僕が触りもしないのに、突然開く。誰かが開けてくれる。マジックのように。

 

信じるしかない。これが人生。

 

Belief is the power, that is.

 

2022年7月24日日曜日

2022年7月24日【老害・老益】 #Aging

 2022724日【老害・老益】 #Aging

 

歳をとるということは、それだけ経験も蓄積学習量も自然と増える。いろんなことを体験し感じ、対応・行動したりして歳を重ねる。

 

歳をとると若い頃には見えなかったことが沢山見えるようになる。

 

こういうことはある意味賢くなるというメリットでもあるけど、デメリットでもある。

 

大きなデメリットは、いろんなことが見えすぎて、考えすぎて、こうしたらああなる、でもこうしなかったらこうなる、云々と色々と分析し過ぎて、結局何もできなくなって、何もしないうちに物事は進み、後からそれらを批判する、ということが繰り返される。

 

要するに「口うるさく」なる。

 

若い人でも賢すぎる人には同様の傾向がある。

 

難しい。

 

2022年7月1日金曜日

2022年7月1日【US:人間】 #Human #OurFault

 202271日【US:人間】 #Human #OurFault

 

昔から言われてることだけど、人間って自分が作った道具に振り回されて、自分が楽(らく)したい・快適に生活したい・お金欲しとかいう欲求を満たすために自分の精神・身体・環境を壊して、今時だと、自分が作り出した膨大な情報に振り回されて文句言いながらもっと膨大な情報作り出してるし、、、、自業自得が人間の歴史。

 

人間という種の運命ですかね、、、。

2022年6月20日月曜日

2022年6月20日【過去の天使や悪魔との付き合い方】 #angels #demons #past

 2022620日【過去の天使や悪魔との付き合い方】 #angels #demons #past 

 

僕くらいの年齢になる、たとえ100歳まで生きたとしても、既に人生の半分以上を生きていて、背負っている過去の記憶や経験の方が、これから作っていく未来の記憶よりは年数では多いことになる。

 

なので、当然のことならがら、頻繁に「過去の天使や悪魔」が頭の中に蘇ってくる。

 

天使が蘇って来た時は、「天使は過去のもの、天使と付き合って自分が気持ちよくなってるとこれからの未来に新しい悪魔が忍び寄ってきて僕を支配してしまう」と考える。

 

悪魔が蘇ってきた時は、「You can’t change the past but you can learn from it」を自分にリマインドし「悪魔と付き合うのではなく、そこから何を学んで、それをどうやってより良い未来の形成につなげるか」と考える。悪魔は、決して消えないので。

 

天使が蘇って来た時は、「天使は過去のもの、天使と付き合って自分が気持ちよくなってるとこれからの未来に新しい悪魔が忍び寄ってきて僕を支配してしまう」と考える。

 

過去の天使や悪魔は、決して消え去らないし、消してはならないもの。それらとの付き合い方が大切。

2022年6月15日水曜日

2022年6月15日【Paying forward】 #Payingforward

 2022615日【Paying forward #Payingforward

 

先日の週末に、日米の学部生さんたち約20名くらいに、講演して、その後、ランチを食べながらの歓談をさせて頂く機会があった。

 

去年も同じ会で講演したけどバーチャルだったけど、今年はリアル@大阪でした。

 

講演では、去年同様、今僕がやっている研究の概要と、僕の学部から今に至るまで、キャリアの各ステージでどういうイベントがあって、その度にどういうことを考えてここまで来たか、みたいな話をした。

 

会の後、家に帰って、ボーッとしながら反省会をしていてハッと気づいたこと:

 

僕みたいな60近い爺さん研究者の過去の個人的な研究史やまだインターネットも普及していなくてAir mailで大学院に願書を送って、電話でインタビューして、電報や電話で合格通知がきて(これら今は全てvia Email)、論文や本もオンラインじゃなくて図書館にこもって手で検索して、情報も少なかったのでそれだけじっくり考える時間も沢山あって、みたいな話を20歳前後の若い人達にしても、「老人の遠い昔話」だろうな、と思った。

 

僕も、20歳頃に、50、60の人たちの昔話しを聞いても「お前らの昔話しウザい」としょっちゅう思ってたな、と。

 

なので、来年も同じような機会があったら、もっと、時代関係無く、いつの時代でも研究者、研究者を目指す若者、にとって重要なことや心構え、という観点からお話をしようと思った。

 

どちらにしても、残りの人生、将来の世代そして将来の地球へpaying forwardです。

 

2022年5月19日木曜日

2022年5月19日【10兆円大学ファンド】 #10兆円大学ファンド #国際卓越研究大学法

 2022519日【10兆円大学ファンド】 #10兆円大学ファンド #国際卓越研究大学法

 

10兆円規模の大学ファンド「国際卓越研究大学法」が先日(2022年5月18日)参院本会議で成立した。

 

大学間の「選択と集中」という批判があるけど、僕個人的には、日本は縮小国家になってしまって拡大することは原理的に不可能なので、そのような状況では、「選択と集中」でしか生き延びる方策はないと思っている。

 

一方、この「10兆円大学ファンド」の問題は、大学が「稼ぐ」ことに意識が向いてしまうこと、だと考える。

 

もちろん、大学は「経営」し自立し、それを維持できるようにならないといけない、と僕は考えるので、経営のために稼ぐ必要はあるけど、大学は「高度な知的能力を有する人材を育む」任務があるので、それを忘れて「稼ぐ」ことになってはならない。

 

日本人は、白黒つけたい国民性があるので、この「稼ぐと、高度人材育成」を上手くIntegrateできるかは、かなり疑問。

 

日本人は、このように両立みたいなことを求められると、両方ぽしゃる、ということをこれまで歴史的に何度も繰り返しているので、できないのだと僕は確信している。

 

複数のことを上手くIntegrateし成功させるには、「細部にこだわったMeticulousな基盤をもとにした大胆な方策」、を打ち立てて実行する、ことが必須と僕は考えている。

 

日本人には、これが難しい。Meticulousな気質だけど、ついついいつの間にかMeticulousであることが目的・目標になってしまう。

 

大胆になろうとすると、ハッタリだけで終わって実行できない、つい本質的でない細部が気になって身動き取れない。

 

なので、結論としては、この10兆円大学ファンドで、大学が稼ぎながら自立し高度人材育成をしながら研究も世界トップレベル、ということは日本では不可能。やめた方が良い、というのが僕の考え。

 

と言っても、法案成立してしまったので、自分はどうするかを現在検討中。

2022年5月17日火曜日

2022年5月17日【一線を画す】 #bigpicture #meticulous

 2022517日【一線を画す】 #bigpicture #meticulous

·     Big picture(ビッグピクチャー)の描ける人

·     重要なこと、肝な所、盲点、こういう細部を見逃さないMeticulousな人

 

大抵の人は、これら、どちらかに長けていることで自分は優れていると思っている(自分に言い聞かせている)。でも、これら、どちらかに長けている人は沢山いる。

 

稀なのは、これら両方が出来る人。

 

僕自身、60年近く生きてきて、これら両方が優れている人に遭遇したのは、十数名くらい。

 

その経験から、僕的には、

「重要なこと、肝な所、盲点、こういう細部に基づいたBig pictureを描くこと」

かと思っている。

 

精進あるのみ。