2013年1月17日木曜日

2013年1月17日

こっちにきていろいろ大学院のことをアメリカ、ヨーロッパ、中国のサイエンティストの人たちと話して感じたけど、やっぱり僕の感覚は間違ってない、正常だなと思った。周りの人たちに毒されないように気をつけるべし。

今回のゴードンカンファレンスには大学院生が7〜8人くらい(半分がアメリカで、のこりがカナダ、ヨーロッパ、中国)来てるのだが、いろいろ話 してると、やっぱり研究者のたまごという自覚がある。「学生だから」なんてアホなことをぬかしてるどこかの国の大学院生とは大違い。

大学院で研究に携わりはじめた段階で、すでに研究者のたまごで、「学生」ではない。論文だすのに、「学生だから」なんていう優遇はない。世界中の一人前の研究者と互角に戦わないと論文はでない。

前からぼくはいってるのだが、修士で卒業する学生の多くは論文なんて出さないわけだから、研究室で研究しないで、授業と実習だけして修士をとって就職すればよい。それなら、2年間「学生」としてあつかってもらえるし。

アメリカでは、修士コースで卒業する学生のほとんどは研究室には所属しないで、授業と実験実習で卒業する。そのかわり、Ph.D.コースと違っ て、生活費や授業料はでない。今の日本の修士コースは二年間のうち半分くらいは就職活動してるだけなのだから、研究室には配属しないで、専門の授業を受け て、すこし実技を実習で学んで、試験に合格すれば卒業でよいのではと思う。