2014年11月29日【100人に1人】
米国の大学にいたころ、同僚のファカルティーとよく話していたことのひとつに、大学院生やポスドクのことがある。その中で、優秀で自分からグイグイとサイエンスを進めていける大学院生やポスドクって、100人に1人くらいだというのが、大方のコンセンサスだった。
日本でもだいたいそんなもんかなというのが僕の観察(もしかしたら、もう少し少ないかも)。
でも、ひとつのラボが、そういったトップ1%の大学院生やポスドクのみで構成されることは先ず無いので、当然、トップ1%に入らない大学院生やポスドクもラボにはいる(多分、トップ1%にはいる者は1〜3人くらいで、他の大多数はトップ1%ではないというのが通常)。なので、トップ1%に入らない大学院生やポスドクにもラボの研究プロジェクトにうまく貢献してもらわないとラボの運営はうまくいかないし、これはかなり重要になってくる。会社でも同じことだと思う。
そこをどれだけうまくできるかは、PIの手腕にかかっている。