2014年8月12日【希薄な個と個のつながり】
これは、昔からいわれていることだが、日本は、組織、国の多くのレベルにおいて、「組織を個と個のつながりからつくる」という感覚が無い(あるいは、頭でしかわからない)、ところだなと思う。
日本では、先ず、国や組織という「箱」が先ずあって、そこに、個がパズルのように当てはめられていく。そういった国。日本の会社や学校といった組織もそう。
先ずは、個と個のつながりがあって、その個と個のつながりを広げていって、組織や国をつくるということが、とても下手で、出来ない。そういう、国や組織は、国や組織という「箱」がつぶれると、個もつぶれる。
個と個のつながりからなる国や組織は、国や組織という箱がつぶれても、個は残るので、また、新しい国や組織をつくることが可能。そういう、国や組織は、やはり断然強い。この違いが、日本では、国や組織が「固いがもろい」たる所以。
また、国や組織という「箱」が先ずあって、そこに、個が「パズルのように」当てはめられていく、といった国や組織で、「透明性」とか「コンプライアンス」といっても、それはただ単に、「箱」に収まらない個を排除するための「村八分」的なシステムが出来上がるだけ。