2011年8月2日火曜日

2011年8月2日

僕は「数学的な考え方」は分野に関わらず(サイエンス、文系なんでも)非常に大切だと信じている。研究者に限らず、なんの職業でも「数学的な考え方」は大切だと考える。

しかし、学校では「数学的な考え方」を教えないで算術しか教えない。

例えば、円周率の意味や、どのような思考の歴史を経て円周率という概念が生まれてきたかを学校では教えないで、円周率=3.14 (ゆとり世代は3)として教え、それを使う算術しか教えない。

小・中・高でこのように数学を教えてしまうと、「数学的考え方」は養え無いし、子供たちが数学なんてどうでもいいと思ってしまう。

もっと、数学の概念の根本にある考え方や思想の流れを教えて、それらがこの世の中の様々な現象、成り立ち、政治の問題、社会問題を考え、また解決するのに、どのように役立つか、といったことを学校では教えてほしい。

しかし、問題は、このような教え方のできない人達が学校で教えているということなのだと思うが。。。。