今、マニラ国際空港でご飯を食べながら、これを書いている。木曜(10日)から休暇をとってフィリピン(マニラ)に今日まで三日間滞在した。先ず、ヒト、車、モーターバイクの多さにびっくり。また、交通渋滞はクレージー。道路に信号がかなり少ない。そのせいか、道路は車であふれていて、渋滞が永遠に続く。話によると、マニラには900万人以上のひとが住んでいるらしい(これは、Registerしている人口だから、実際には1000万人をかるく超えているらしい)。貧富の差は一目瞭然。すごい豪邸もあれば、トタン板張り(というか板があればまだ良い方?)の家のようなものが並ぶスラム街も至る所にある。
でも、フィリピンの人々は心のとても暖かい人々がほんとに多い。僕は結構昔からフィリピン映画が好きだった。フィリピン映画の多くはハッピーエンドである。でも、そのハッピーエンドに至るまで、かなりの紆余曲折があり、とても苦しい出来事、とても悲しい出来事、とてもいやなこと等が半端で無いくらい次から次へと多くおこる。でも、最後は必ずハッピーエンドなのである。まだフィリピン映画を見たこと無い方は是非一度見て下さい。ほんとに心が温まります。
今回の旅行で、ひとの心の温かさを沢山吸収できた気がする。と、同時に自分はなんて心の冷たい人間なんだろうと思った。でも、フィリピンで出会った多くの人たちみたいに本当に心の温かい人間になりたいと思う。その為には何が今の自分に欠けているのかがすごくよく分った。この欠陥はかなりのものなので、そう簡単には埋められない。だけど、今から少しづつ埋めていかないと手遅れになる。今すぐ色んな行動に出ようと思う。
研究論文にも心温まる論文とそうでない論文がある。読んでて、それは明らか。研究テーマとか、研究の結果とか、研究の貢献度とかそういったものでは無く、その研究をしている研究者の世界観、人間性、研究に対する情熱みたいなものが色々と混じりあって、論文に出てくるのだと思う。今の僕には心温まる論文は書けないのは明らか。でも、いつかそんな論文が書けるようになりたい。