2009年12月9日水曜日

2009年12月8日


4月にNAISTに赴任して以来、食生活に結構苦労している。僕は野菜と果物を大量にとる食生活を長い間アメリカでは続けていた。これは、トライアスロン(Ironman:鉄人レース)を長い間やっているせいでもあるが、40歳を過ぎたということもある。後は良質の(脂肪の少ない部分)タンパク質を肉、さかな、植物から均等にとる。炭水化物のほとんどは果物からである。ご飯、パン、麺類等の精製された炭水化物をとりすぎると体に良くない。糖尿病のもとであるし、精製された炭水化物は運動しないとすぐ脂肪になる。

でも、日本の食事はご飯、麺類が多く大変。特に学食はほとんどが精製された炭水化物(ご飯、麺類)。日本人はこれからほとんどのひとが糖尿病予備軍になるのではと思う(特に最近は運動量が日本人全般減ってきてるし)。また、果物、野菜がアメリカに比べて異常に高い。味は、日本の果物のほうが断然おいしいのだが。。。。特に日本のイチゴはめちゃおいしい。でも、僕は基本的に食べ物は栄養のためにとるので、やはり同じ栄養価なら安いほうが良い(沢山食べるので。。。。)。肉も脂肪の少ないところなんて日本の肉屋にはあんまり無いし。信じられないほど、脂肪のついてる肉ばかりで、異常に高い。

というわけで、日本では食材に苦労してます。また、食事に使うお金も倍増しました。まあ、そのぶん日本(大阪)はマンハッタンに比べると断然家賃は低いけど。でも、大学からの給料は同じ教授でもNew Yorkのコーネル大学医学部にいた時の約3分の1になったし(信じられないでしょうけど、本当です)

まあ、でもこんなことは小さなことで、僕は日本にかえってきてほんとに良かったと思ってます。将来の日本をリードして行く若者たちを教育できる機会を与えられたことはほんとに幸せです。アメリカに研究のためだけに一生住んで、一生出稼ぎで終わるより数千倍幸せ。