NAISTの食堂には大きなスクリーンのテレビがあり、一日中NHKがオンエアーになっている。
僕は去年アメリカから日本に来た時「大学のカフェテリアにテレビ?」とビックリし、愕然とした。その辺の大衆食堂や居酒屋ならテレビはまったく違和感無いが、「研究中心の大学院大学のカフェテリアにテレビは無いでしょ」と思った。
もうひとつビックリしたのは、大学の売店で学生やスタッフが品のない漫画や雑誌を読んでいる。しかも、大勢たむろして読んでいる。これは、アメリカから来た僕にとっては異様な光景に映った。
おそらく、僕がアメリカから来たから違和感があるだけなのかも知れないが、大学院大学のカフェテリアのテレビや売店で漫画や雑誌をたむろして読む学生やスタッフの姿は、NAISTの品位を落としているように思える。
少なくとも、教員、学生、スタッフの皆が食事をしながら知的(研究、社会、芸術、政治、ビジネス、など)話題の話しに講じる風景があちこちにみえる環境が出来てくれればと僕は願う。