2011年2月28日月曜日

2011年2月27日

ある人たちが、「日本人は英語の発音を気にし過ぎて、喋らない、下手な発音でもかまわないから、もっともっとドンドン喋るべきだ」と言っている。ヨーロッパの非英語圏の人たち、インドの人たちは、それぞれのアクセントに構わず、ドンドン英語で喋っている。だから、日本人も日本人のアクセントのままドンドン喋ればいい、ということらしい。内容さえ濃ければ、下手な英語でもヒトは話しを聞いてくれる、ということらしい。

しかし実際には、日本人の下手な発音で喋っている「擬英語」の多くは「英語」ではない。「カタカナ日本語」であって、英語ではない。「アクセントのある英語」とは違う。「Staff」と「Stuff」の違い(発音も意味も)使い分けられないのでは困る。

それに、インド人でも非英語圏のヨーロッパの人たちでも、知的階級の人たち、英語圏でトップにたって仕事をしている人たちは、それなりの立派な英語を使える。

これからの、日本の若い世代の人たちは、上記のようなひと昔前のオジサン、オバサンのいっている時代錯誤も甚だしい発言は無視して欲しい。これから10年後は、英会話ができる程度では、世界を相手に仕事は出来ない。世界を相手に仕事が出来ない人たちの職場でのニーズは、日本のような島国でも必要なくなる時代はもうすぐそこに来ている、ということを危機感をもって受け止めてもらいたいと僕は思う。