2011年7月27日水曜日

2011年7月27日

以前、ここにも書いたが、大学が「就職斡旋所」「就職トレーニング所」「就職のための技術専門学校」になっている。

大学がすでに「学問」「研究」をするところでなくなりつつある。僕は、「学問」を学んだ上で就職があることもあれば、無いこともある。「就職するための学問」では、本末転倒だと考える。

しかも、大学また教員がほんとに懇切丁寧に、手取り足取り、学生たちに就職指導している。本来、大学の教員は「学問」を教育し、研究をするべきである。

以前、ある大手製薬会社の研究所長とザックバランに話しをする機会があった。その時、その方は、「大学・大学院ではもっと本物の学問を真剣に教えて欲しい」と嘆いておられた。最近は、「就職のための小手先の知恵と技術ばかりを学んだ中身の無い薄っぺらな学生ばかりだ」と言っておられた。

ホントに仰る通りです。僕のラボでは、学生に真の学問と研究に集中してもらいます。就職のための偽り的な学問・技術は教えません。真の学問・研究をしながら、自分達で学び取ってください。