2011年7月9日土曜日

2011年7月9日

以前ここに、「知的環境」はトップレベルの教育・研究機関として、とても大切だと書いた。しかし、現実的には、いくら知的環境をつくって、それを維持していこうとしても、実際には、知的でない、また知的な環境に悪影響を与えるような分子が紛れ込む。これは、仕方がない。

そこで、僕は、知的でない分子が「肩身の狭い」「居辛くなる」そういった環境をつくって、維持していくべきだと思う。

そのためには、先ず、上の人たち(ラボであれば、そこの教授、その他の教員・スタッフ)が知的で、シャープな行動をとってお手本にならないといけない。

現在NAISTは、(僕の非常に個人的な偏見にみちた私見によると)、知的でない分子にとっても居心地の良い環境になっているように思える。他の大学のことは知らないが、もしかしたら、他の日本の多くの高等教育・研究機関でもそうなのかも知れない。

最近NAISTでは、大学トップの執行部のほうから、「研究の作法」の大切さなどが盛んに叫ばれているが、先ずは上記のようなことをしっかり認識して、そこを変えていくべきだと、僕は思う。