2011年9月13日火曜日

2011年9月13日

僕はアメリカにいた時も大学の教授として大学院の教育に20年以上関わってきて、日本のNAISTに来ても大学院生の教育に関わっている。NAISTに来てからは、アメリカにいた時に比べて、10倍とはいわないまでも、数倍以上の時間と労力を大学院生の教育に費やしている。僕みたいに、色々な事を無視していても、これ位だから、真面目に決められた通りきちんとやっている先生方は、とんでもない時間と労力を大学院生の教育に費やしているはずである。

やはり、NAIST は大学院生の教育をやり過ぎていると思う。僕が、こんなことをいうと、他の先生方は、「最近の学生さんたちは、色々懇切丁寧に手取り足取りやってあげないとなにも出来ないし、すぐわき道にそれてしまう。教育というのは無理やりにでも、色々やらせないとダメなのだ」と言われる。

このようなことをいう先生たちは、何時になったら、「そのようなダメ学生にしてしまっているのは、自分達だ」という事に気づかれるのだろう。

世の中の教育ママ・パパたちがダメな子供たちをつくっている、という事実に当人たちは全く気づいていないのと同じ事なのだろう。