2011年9月22日木曜日

2011年9月22日

評価に関して。
以前ここに書いたようにNAISTでは教員の厳しい評価システムが無い。以下、僕の案。

長期の研究目標をどのようなステップで達成していくかを教員は明確に示し、その各中間目標(ステップ)が達成されているかは厳しく評価されるべき。日本の研究者のなかでよく「興味のおもむくままにするのが研究の真髄だからいつ大発見がおこるかわからない。したがって、長い目でみながらやるのが研究だ。」という人達が居ますが、これはナンセンス。これは「趣味」の研究で給料をもらってやる研究ではないです。さすがに、7年たってクオリティ-の高い研究成果がでない場合、おそらく永遠に成果は出ないと思われるので、Demotion かクビでしょう。

問題は、日本の大学は教授会に大きな力があるという事です。 自分の首が危なくなるような厳しい研究成果の評価システムの確立など、教授会の議題にもあがらないし、あがっても猛反対にあうか、システムをつくっても「形だけのゆるい評価システム」になるでしょう。 よくある日本の大学がおこなっている外部評価委員会がそれです。まさに「友達同士の意見交換会」です。

私が提言するのは、教授も「Rolling-7」システムの雇用にするべきです。 7年やって厳しい評価の結果、研究・教育成果をあげていないと判断された教授はアウトです。 評価がよければ、次の7年が与えられます。 その7年もOKであれば次の7年が貰えます。 したがって、研究・教育成果を出し続ければ、7年のサイクルが何回でも続けることが出来ます。 そのかわり強制的定年退職年齢もありません。 何歳になっても厳しい評価に絶えられる成果をだしていれば、ずっと7年サイクルで研究・教育をおこなうことが出来ます。 評価は、先ず4年目に厳しい中間評価を行ない、今後の方針などに有益なアドバイスをもらいます。 最終評価は7年目に行ないます。最終評価で成果不足と判断が下れば、2年の猶予期間をもらい、その間に次の職を探して大学を出ていく事になるか、あるいは大学のなかで、他のポジション(例えば、機器・施設管理責任者など。。。)へ移動することになります。

如何でしょうか