2012年11月25日日曜日

2012年11月25日

日本の大学では「教育、研究」と一般にいわれている。これは、学生の教育を中心にし、教育を基盤に研究を行うということだと思う。

大学(つまり学部)では、それが当然で、教員も教育をすることで給料が保証されている。それは、僕もありかな、と思う。

し かし、大学院大学でも、「教育、研究」といわれていて、学部と同じように、教育を主軸とした研究であるという認識に基づくのだと思う。これは、僕は間違っ ていると思う。(日本ではそうなんだから受け入れろ!と言われれば、それまでで、仕方がないし、逆らうなら出ていくしかないのだが)

大学院は、学部と違い、研究を主軸とした教育であるべきだと僕は思っている。これは、日本以外の国、米国、ヨーロッパ、シンガポール、中国、韓国、どこでも、大学院はそうである。

し たがって、大学院は「研究、教育」とし、教員の給料の一部(半分程度)は、研究活動への報酬あるいは研究活動をするための費用から捻出する制度へと移行し てもらいたい。それができない教員は研究をやめて教育に専念し、給料も100%教育活動への報酬として出してもらえば良いわけだ。

これほどシンプルで合理的なことができにくいのが日本文化だといわれてしまえば、それまでで、返す言葉がないわけだが…。