実は、僕は20年以上前にPIになってからもずっと継続的に自分で実験もしていたが、3年半前に日本に来てからは、自分ではまったく実験をしなくなった(で きなくなった)。そのせいで、現場での大中小の発見を最初に自分で目にする興奮はもう味わえなくなった。いつも、ラボの助教の先生、研究員、学生さんたち が現場で最初に目にした発見を後で見せてもらうというふうに二番手になっている。それが、かなりストレスなのだけど仕方がない。
自分でやった実験の結果を世界中で最初に目にするドキドキ感と興奮はなにものにも代え難く、それに中毒になって研究者をやってきたのだが、それがないのは寂しい。しかし、PIとしての他の責任(研究費を稼いできたり、、、)があるので仕方がないのかな、、、、。