2010年10月2日土曜日

2010年10月1日

今日はアムステルダム寒いけど、晴れてます。昨夜は、学会にアメリカから来ている物理の教授とオランダ人のシステムズバイオロジーの研究者と三 人で夕食をとった。2人とも、日本で2年ほどポスドクで研究したことがあるらしい。物理の人は仙台で、もうひとりは東京。面白いことに、2人とも結構日本 が気に入っていたらしい。物理の人は、アメリカでもその分野ではかなりの大御所だけど、もし日本にポスドクの後外国人としてもとってくれるFaculty のポジションがあったら日本に残っていたそうだ。 そう考えると、僕もアメリカの大学院にいった時は、研究が一流なら、Ph.D. をとった後もアメリカにポジションがある、という確信のもとにアメリカに行ったように覚えている。多くの人がそんな感じでアメリカに研究をしにくると思う (もちろん、そうじゃない人たちもいるけど)。
今、日本に海外から博士をとりにくる留学生が結構いる。でも、博士をとった後、自国に戻るしかないというのと、研究が一流なら、自国に戻るとい うオプション以外にも日本でポジションをとって日本で研究を続けることもできるというもうひとつのオプションもあるという場合では、日本で博士号をとろう という気になる意欲のレベルが全然違ってくると思う。
この辺なんとかならないだろうか?日本人の税金を使う場合、色々な異論も出てくるとは思うけど、なんか良い方法が見つけられると良いのにと思う。