2010年10月19日火曜日

2010年10月18日

科研費申請の時期。アメリカにいたときは、NIHのRO1などの研究費申請に関しては、最初のプラーニング時期、準備時期などをいれるとだいたい3ヶ月ぐらいかけて申請書を作成していた。僕は、これをアメリカでラボを運営していた間、約20年間やってきた。 僕は、去年日本に来て、日本ではじめて研究費の申請書を書き始めた。日本の研究費申請書はアメリカのNIHなどのそれに比べると、全然短いのだ けど、僕は最低2ヶ月かけて申請書を作成する。やはり、国民の税金から研究費がくるわけだから、身も心も削って立派な研究費申請書をきちんとつくらない と、そう簡単にお金はこない。数週間チョコチョコと書いた研究費申請書には中々お金はこないと、僕は思う。
僕の場合は、プラーニング時期、準備時期のあと、原稿を書いて、それを何人もの人(最低5人以上)に見て貰い、そのひとたちのコメントや意見に したがって、何回も書き直して、最終版を仕上げる。ヒアリングなどは、ホントに身も心も削って、3~4週間かけてみっちり準備する。それでも、ほとんどの 場合、研究費がもらえないわけだけど、このようなことをその都度やっていると、それらが積み重なって、申請書の書き方、ヒアリングでのプレゼン、質疑応答 の仕方が上達する。これは、研究費が取れる、取れないに関わらず、研究者としての修行として、とても役に立つし、それらが、研究費申請以外の色々なところ で役立ってくる。
なので、僕は今、全身全霊をこめて、申請書を書いている真っ最中。