2010年10月6日水曜日

2010年10月5日

今、日本に帰る飛行機の中。オランダに9月23日から12日滞在した。今回はアムステルダムに10日間、ライデンに2日間の滞在。知的活動満載 の12日間だった。やはり英語だと楽。物事が本等に論理的に話しやすい。筋の通った話しがオープンに色んな国の人たちとできる。今回話しをしたほとんどの 人達が物理、数学、物理化学、コンピューターサイエンスの人達で、とても勉強になった。 ぼくのラボのメンバーには来週のラボミーティングの時に、僕が勉強したこと、集めた情報、これらのサイエンティストの人達と話して思いついたア イデアを報告しようと思う。なにも、ぼくのラボだけに秘密にするようなことではないので、もしこのアメリカンパンダを読んで、このぼくの報告会(英語で す)に興味のある人たち(NAIST内外OKです)は大歓迎なので連絡して下さい。
それにしてもライデンにあった、「ニールスボーア通り」ってカッコイイ。もちろん、あの超有名な物理のニールスボーアのことです。彼は最後はサ イエンスをとことん突き詰めて、考えに考え貫いて、神の領域に入らざる終えなくなって、最後は自殺しちゃった物理学者だったと思います(もしかしたら、ぼ くの思い違いかも知れませんが。。。。)。
また、僕がアムステルダムにいた時に滞在したサイエンスパークには「Polder」と言ってアムステルダム大学自然科学専攻の学生によって運営 されてるカフェがある。Polderとは開拓地という意味らしいとある人から教えて貰った。メチャカッコイイ。ここのサイエンスパークにはアムステルダム 大学(Univ. Van Amsterdam) の自然科学系学部・研究科、CWI (Center of Mathematics and Information Science)やAMOLF(Foundation of Fundamental Studies of Matter) といった研究所が集まっている。そこの唯一のカフェがPolder、開拓地、カッコイイ。 
NAISTなんか「先端」なんて超軽薄で表面的(Superficial)で無機質 な名前をつけちゃって。大失敗。やっぱり、「開拓」のほうが人間身がある。筑波も僕がいた頃は「桜村・さくらむら」だったのに、今は軽薄なつくば市になっ ちゃた。。。。現代の日本人は無機質なものが好きなのかな。。。。
NAISTにはカフェがないので、誰かプレハブ建ての、超原始的な建築のカフェを学生運営(または卒業生運営、またはNAISTの幽霊学生たち)でつくってくれればいいのにと思う。名前もなんか原始的で人間身のあるものをつけてくれるといい。
NAISTはあまりにも無機質なキャンパス。もっと有機的で人間くさいキャンパスをつくってほしい。そこで、提言。もっとキャンパスの外へ皆出 よう。天気が良ければ、実験の合間、勉強の合間、仕事の合間に、外のベンチとか芝生に寝そべったりして、本や論文を読んだり、コーヒー飲んだり、おしゃべ りしたりしよう。ワイヤレスがあるわけだから、外でも仕事できるし。
もひとつ。NAISTの研究棟の一階の暗さ、なんとかしてほしい。メチャ、気分が沈む暗さ。あれは、何なんでしょう。。。。バイオの場合はある 先生のおかげで、素晴らしい絵がある画家の人により寄贈されて、正面玄関に飾られてから、少しましになったけど。また、ライトも新しくなって少し明るく なった。でも、まだくらい。なんか壁の色を変えるとか、アートを壁にはりめぐらせるとか、もっと太陽光の入るような構造につくり変えるとか、なんか良いア イデアないかな。。。。。