2010年7月30日金曜日

2010年7月29日

今日の朝のニュースで例の「化学オリンピック」で日本人の高校生たちが金、銀、銅メダルを幾つかとったというニュースで騒いでた。金メダルをとったのは灘高校3年生で、インタビュ-されてた。オメデトウ!! 問題はこれで、「やっぱり日本はサイエンスが強い」みたいな錯覚を日本の政治家、学校の先生、一般の人達がもってしまうことである。
僕が月間「化学」に書いたように(HPからダウンロード出来る)、「化学オリンピック」「生物オリンピック」「物理オリンピック」などは学校の 勉強と大差なく、「与えられた問題、課題を与えられた制限時間内で頭を使っていかにキチンと見落としなく効率よく解決する」能力を競うエベントで、もちろ ん日本の受験勉強生たちの得意技の域である。現実社会の研究はもっと「生臭い」もので、このような能力とはかなりかけ離れたものである。
こんなことをいっても、日本のお偉いさんや多くの研究者の方々にはわかってもらえないと思うが、まあちょっと書いておいたほうが良いかなと思って、ここに書き留めておいた。
追伸
この灘高3年生がインタビューで、イベント中の各国から来ている高校生たちとの交流会で、英語でのコミュニケーションが出来なくて大変だったといってい た。相変わらず、日本の高校生は情けない。高校3年生、しかも灘高にいってるなら、英会話くらいは出来てよと思う。世界の他の国の高校生たちは英会話くら い、普通に出来るよ。
オリンピックでの選手へのインタビューで、通訳が必要なのは日本人選手くらい。よその国の選手は英語でインタビューに応じている。真央ちゃん、金メダルとりたかったら、先ずは英語出来るようになってよ。キムヨナはちゃんと英語でインタビューに応じていたよ
アメリカのメジャーリーグで活躍する日本人野球選手(松井とか)も多くは通訳を通じて記者会見している。7年もアメリカのメジャーにいたら、英語くらい喋れるようになれよ、松井君。