2011年6月8日水曜日

2011年6月8日

ヒトは弱いので,悪い環境にいると、いくら才能のある人も、ドンドン落ちて行く。NAISTのような大学院大学では、教員は一日のもっとも多くの時間を学生と過ごすことになる。したがって、学生と教員の知的な関係がないと、いくらできる教員も学生も、ダメになってしまう。

僕は20年以上ラボのヘッドをしているが、ラボの知的な環境というのをなによりも一番大切にしている。そのためには、ラボのヘッドの知的レベルの高さがクリティカル。

したがって、僕は今でも自分の知的レベルの向上にもっとも多くの時間を割いている。僕の知的レベルが上がれば、まわりの(例えば学生さんの)知的レベルも自然と上がってくると僕は信じている。