2011年4月5日火曜日

2011年4月4日

僕は9.11の時アメリカに住んでいた。その瞬間、僕はとても不安になり、なにもかも、やる気が無くなった。1ヶ月くらい、なにもやる気が出なかった。研究、トライアスロン、なにもかも。。。。僕は、その後回復して、もとの精神状態、生活に戻ることが出来たけど、アメリカ中で9.11を機に多くのうつ病患者がでた。

今回3.11の被害で、直接被害を受けた人達、その家族・親戚・友人たちの精神ケアがマスコミでは取り沙汰されている。これはもちろん大切なことだ。しかし、僕はもうひとつ心配していることがある。

今、日本中がチャリティ-イベント、ボランティア、節約ムード、日本人一致団結、などなど、いたる所で、いろんな(直接は災害を受けてない)人達が色々な活動を一生懸命行っている。僕はこれらの人達の精神面がとても心配。今は、気分が高揚していてHighになって、一生懸命災害を受けた人達のために色々と尽くされているが、あまりやり過ぎると、何時かは絶対精神的な急降下が始まり、あっという間にとり返しのつかないところまで精神が落ちる。これは、神経生物学や脳科学を学んだ人なら誰でも容易に理解できる現象。特に真面目で、何事も一途にやり過ぎるところが多々ある方々を心配します。

皆さん、とにかくやり過ぎないよう心がけてください。このような時に不謹慎ですが、ある程度の、不真面目さ、いい加減さ、楽天性は心のケアに大切です。